みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

日記

マイケル・ジャクソン・・・Djivan Gasparyan

マイケル・ジャクソンが、亡くなったとのこと。唐突な印象を受ける。スリラー(紙ジャケット仕様)アーティスト: マイケル・ジャクソン,クインシー・ジョーンズ,ロッド・テンパートン,ヴィンセント・プライス,ポール・マッカートニー出版社/メーカー: SMJ発売…

箕面をぐるっと。

先週の木曜から家人が欧州へと長期の旅へでているので、今日は朝9時にノソノソと起き、庭の植物たちへの水やり。 金曜日に雨が降ったので土曜はいいかと思ったのだが、朝起きると灰色の雲が空を覆っていはいるものの、地上はちょっと乾いた空気が息苦しいよ…

雨宿にて

新型インフルの狂熱も去り、ようやく豚が悪くないことも弱毒性も周知され(?)、通勤退社時のマスク着用令も解かれた。午後になって瀧道を歩いて行くと、ふと強い日差しの供給が止まって(叢雲谷間に蓋をして)照り返しの乱舞がなくなり、ただ5月の午後の…

羊歯たちのザーウミ:大石雅彦『彼我等位』、Rufus Harleyのバグパイプ・ジャズ

運動不足を痛感して汗を絞りやすいように昼の一時を過ぎてから瀧道へ。軽めのウェイトを右手左手に持ち替えながら腕も怠けないようにする。4月の羊歯の緑は新鮮で麗しい。 植物にデジカメをぐぐっと近づけて接写するのが割と好きなのですが、羊歯が一番好き…

春酔、そしてEvelyn Glennieの『音に触れる』

ここ数日、仕事帰りには、桜の花の咲いた並木坂をわざわざ上からゆっくり下っていきます。 街灯の明かりに照らされて闇に浮かぶ桜が、運がよければ夜霧にうすらぼんやりと浮かんでいる姿をみることができまして、そうなると、お酒が入らずとも酔い心地ではあ…

ウィルキンソン・ブラザース(w/たゆたう)@京都・磔磔

この土日のことです。土曜日の瀧道のかえりに、西江寺の付近を通りかかったら、梅が咲いていたのです。 空中からぽろぽろ吹きこぼれてきたピンクの泡が、かろうじて枝につかまったような感じでした。 駅前の「ママス&パパス」に髪をすいてもらいにいったら…

もの

ただたんに、 画像をポコッとアップしたいだけ それだけの 今夜のエントリー だったのですが、 それもちょっとと思うにつき、 小学生の時に生まれて初めて書いた 「詩の・ようなもの」を下に書いてみます。 題名は『もの』。 もの ものは いらないときにあっ…

ポメラ、購入。ジョー・ジャクソンの切っ先鈍らない『Look Sharp!』

29日には、代休をもらったので、今日から既に年末休みに入らせていただいています。一年のご褒美というわけでもないのですが、今日は、梅田まで出て、ヨドバシカメラで、キングジムのデジタル・メモ「ポメラ」を購入しました。このエントリーは初「ポメラ…

いぬのなまえ:打海文三『覇者と覇者』『ハルビン・カフェ』、Atomic『Retrograde』

昨日、瀧道へ登るために、家から小学校に向けて登っていく道のバス道の信号の手前で、大きな土佐犬がのそっと目の前に出てきました。 飼い犬だろ、と思ったら首輪から伸びている筈の紐が見えず、飼い主も見えない。 しかもその犬、なんのためらいもなくスト…

箕面山野猿観測所の放送を録ってみた〜ル=グウィンの想像力〜パティ・スミスの歌

瀧と紅葉。 われながら実に「箕面」的、な写真だと思うんですが…。昨日、朝のうちに、瀧の上まで登って帰るときに、箕面野猿観測所(という小屋みたいなものがあるんです)の放送が、30秒くらいの間隔をあけて流れていて、「猿をみても驚かないでください」…

瀧道で紅葉に浸る〜NHKスペシャル『雨の物語〜大台ケ原 日本一の大雨を撮る〜』に魅入る〜フェイセズの『ウー・ラ・ラ』各種

今年、紅葉見れるのも最後かなと思い、8時過ぎから瀧道へ。 最初枯れ葉色の刷毛でもひいたような印象だったのが、朝陽が谷間に差し込んでくるにつれて谷は色で溢れてきた。 多少恍惚となりながら、シーズン中はドライブウェイが1車線になるのでそのまま車…

山の耳

昨日の失敗を繰り返さないように7時半に起床。 R-09を持って、瀧道から山へと。 2日にしか開いていないのに、紅葉が深まったような印象がある。これは来週はもうすっかりダメになるなあと思う。一昨日のスポットまでいって、再度同じように落ち葉の音を録…

なかびであるにちようび

起きたら9時過ぎており、ああこれでは行楽客に巻き込まれてしまうよなあと思って瀧道歩きを断念し、読みかけの小説のページを見つめるうちに・・・半日眠ってしまった日であった。晩御飯用にワインやいろいろ買ってこようと、もそもそと外に出て、市役所通…

半ば紅葉のやまで落ち葉の音を録り、「スターダスト・メモリー」を観る。

週末ではひさしぶりに、朝ちゃんと起きて、瀧道へと向かった。 紅葉シーズンなので、出遅れると行楽客が多くて瀧道をじぶんのペースで歩くのに難儀するだろうという推測もあったのです。2週間ぶりくらいになる瀧道はさすがに紅葉していた。でも、年配の夫婦…

アメリカのWeとYou:モーガン・フィシャー編集の1分小品集『Miniatures one+two』

バラク・オバマ氏の勝利宣言を聞いていると、「We」あるいは「You」を巧みに使い分けて、アメリカの「主体」を形成しようとしてかなり成功しているのだなと思って、そこに感銘を受けた。 で、最後の部分をちょっと訳してみました。 America, we have co…

ひっつきむしは秋なのか:カルトSF映画『サイレント・ランニング』を20年振りくらいで観る

先週のまんなかあたりに、出勤中の地下鉄で、ひだり足の親指を踏まれたのですが、そのときはあんまり痛くなかったのだけれど、1日おいて痛み出し、夜見ると赤く腫れ上がっていた。医者にいかなきゃいかんかと思っていたら土曜には痛みが引いていたのでその…

夕闇の瀧道に猿。そして、外山滋比古:『異本論』、タージ・マハール:『The Real Thing』

高気圧が飽きもせずくりかえし日本をとおり過ぎているらしく、10月も中旬というのに日中かなり暑いと感じたので、それが収まるまで本を読んでいよう、と居直った。 4時半くらいに陽が勢いを失くしたのでそのまま瀧道へと。 行楽客がいそいそと退散し始め…

瀧道の休みの国

9時頃にのそのそ起きだしていつもの瀧道へのたのた行ってドライブウェーまで出て折り返すときに、瀧口の道の両脇に売店というか食堂があって、それは経営者が同じ人なのかどうかも知らないのだけれど、いつもは谷側の店しかやっていないに近い雰囲気で、山…

この夏の予定

9月に1週間、職場離脱せよとのお達しなのですが、一向にまとまった予定はなし。先に離脱する同僚のおかげでてんてこ舞い(「てんてこ」って、何?とこれまで数度書いた)の一週間のちょうど折り返し・蝶番の日。新人のヘルプしつつ我がチームの研修を施し…

月曜が月末っていうのはどうなんでしょう:読了『大吸血時代』、フリー・キトゥン『Inheit』

週明けが月末というのはやはり、しんどいものであった。 こればかりは「慣れ」でなんとかなるものではなく、殺到する問い合わせに回線がパンクするので物理的にとりきれないというこちらの状況に、またこの末日になんとか滑り込ませたい、という架電者の焦り…

花たちのリトルネロ:鈴木志郎康『極私的にコアの花たち』@京都ドイツ文化センター

*画像は、鈴木志郎康作品『極私的にコアの花たち』とはまったく関係のないものです。 5月の光というのは一種の懐かしさをもっている光なんですね。冬の光だともたせたくなるし。夏の光だと避けたくなる。で、5月の光というのはそういうことがなくて、その…

声から音楽へ/そして音楽は声へ:メレディス・モンク『impermanence』

嵐のような一週間でしたが、最後の本日、本社の開発会議に出席。カオスな職場を置き去りにする私に、同僚たちの目が「どよ〜ん」として怖い。あんまり忙しすぎたり、込めたい感情が過負荷になると、人の目は逆に「どよ〜ん」とするのだ。自分も自覚があるの…

いそがしい週明け、心地よい疲れ そしてなぜか、榎本武揚。

週明け。同僚有休。程よいプレッシャー。いつものてんてこ舞。帰りはiPodに入れた『bird and diz』を聴きながら難波から梅田まで夜の御堂筋の脇道を徒歩クルーズ。最近やっと、妖しいかっこよさが攫めるような気がしてきています。イーストウッドの映画のフ…

ミドリの匂いと阿木譲『イコノスタシス』、テレビジョンのブートライブ盤『爆発した切符』の蒼い炎とビタミンD

今日は瀧道の川が、雨水を集めて、どうどうと飛沫をあげて疾かった。その反面、気持ちのいい陽射しのなかで若葉の緑が匂いたっていた。若葉が陽光を孕んでいる様子ほど、幸福感を感じるものは、今のところ、ない。その映像に音楽が要るか、と問われるなら、…

画像なしのエントリーは、さびしい

桜も満開で、気分がいい。 昨日ヒヨドリが突いたかなにかで路上に落ちた桜の花を、瀧道の帰りに拾って帰り、底の浅い皿に水を張って入れておいたら、うっすらと蜜のような匂いがしていた。 今日は朝早いうちに歩いてきて、先週混んでいていけなかった新装開…

日曜日は無題:エンデ『鏡のなかの鏡』、Loren Mazzacane & Suzanne Langille『Come Night』

目が覚めたら予報通りの雨。 さすがに今日は瀧道歩きは止めようと思う。代わりといっては何ですが・・・昨日、百年橋から正の茶屋に抜けようと思って山道に入って、心臓破りの階段を登ったところで遭遇した「半ファウンド・オブジェ」。 誰かが、棒っ杭の一本一…

植物のきもちの音楽:HISATO HIGUCHI『Butterfly Horse Street』

桜がさいた。昨日の夜、帰りの夜道で気付いて、明日(今日ですね)は絶対デジカメで撮るべし、とリュックに仕込んで出かけました。 いうまでもなくわれわれの一年とは、桜の花と桜の花のあいだの時間のことです。 綻んだように咲いている今時分が単純に一番…

鱈なべの夜。モールス『REBEL BEAT FACTORY YEARS』

我が家は、魚に関しては、香住の港から直送してくれるもので相当豊かな食生活になっていると、つねづね感謝しているのですが、昨日電話がかかってきて「おっきい鱈がどうやら余りそうなんですが、いかがですか?」と訊かれて、うちの親父は「もちろん頂きま…

昨夜、雪がふったので、山へといった。(そのほか、古本屋さんについて)

(吉増剛造の詩『葉に噛む阿修羅に連れられて』*1にイントネーションをお借りしています)先々週の雪の日とは違って、一時的な積雪量は負けはしないものの(といっても東北や北海道に住んでおられる方からは笑われますが)、腰が弱く(っていうのかな)10…

2月は激動でした(って、まだ早い)

職責が変わるのと、自宅のノートPCが壊れるのとは、ほぼ同時だった(水木しげるの漫画によくこんな表現がありました)。 自作に切り替えることに迷わなかったのは、なんだかそれを不吉な感じとして自分が受け止めてしまいそうな気がしたから、それを振り払…