みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Smells Like a Radio!:ブリジット・フォンテーヌの再発『ラジオのように』『野ばらは素敵かもしれない』、SION『I DONT LIKE MYSELF』

先日の『異本論』で本文から引用したような「あたまのなかの見えない編集作業」というのは、読むよりは、はるかに受動的ではあるにせよラジオを聴くときにも起こるよなあ、と。ラジオのように(紙ジャケット仕様)アーティスト: ブリジット・フォンテーヌ出版…

夕闇の瀧道に猿。そして、外山滋比古:『異本論』、タージ・マハール:『The Real Thing』

高気圧が飽きもせずくりかえし日本をとおり過ぎているらしく、10月も中旬というのに日中かなり暑いと感じたので、それが収まるまで本を読んでいよう、と居直った。 4時半くらいに陽が勢いを失くしたのでそのまま瀧道へと。 行楽客がいそいそと退散し始め…

neco眠る『Engawa Boys Pentatonic Punk』、椎名誠『本の雑誌血風録』、ポラロイドの生産中止

この夏の『HOPEKEN』の最終日が、このアルバムのリリースパーティーだったのですが、夜10時以降の出番を待てずに退散してしまったワーカホリックでしたが、やっと、レコ屋店頭で見つけました。engawa boys pentatonic punkアーティスト: neco眠る出版社/メ…

ル・クレジオがノーベル文学賞を受賞

とのこと。 読みかけのまま放置状態の『向う側への旅』(新潮社版・現代世界の文学)を読まなきゃなあと思う。でも、ほんとうはそれどころではなく、デビュー作の『調書』も、それに続く『大洪水』も手元にあるまま(寝床の脇に積んである)読みつけていない…

「ぼくが軋轢ってやつに夢中だって、知ってるだろ」:テレビジョン『マーキー・ムーン』

およそ同情というものは買えるものではなく、かといって売れるものではないから、要するに同情に似た感情を他人に対して抱いてみるものである。それに価値がないわけでは、もちろんない。ちょっと仕事の疲れが出てしまいましたが。 昔、大槻ケンジのエッセイ…

アメリカの貯木池、もしくは読みちがいもまた再読の糧:リチャード・ブローディガン『芝生の復讐』

昨日・今日とずっと雨がしとしと降っている。 ざあざあではないので、心地よい。 このまま一週間くらい降り続けるのも悪くはない。 洗濯物が大変だけれども。写真は一週間以上前の雨あがりに撮ったものなので、ちょっとずるい。ミドリは急速に秋に向かいつつ…