みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

瀧道で紅葉に浸る〜NHKスペシャル『雨の物語〜大台ケ原 日本一の大雨を撮る〜』に魅入る〜フェイセズの『ウー・ラ・ラ』各種

今年、紅葉見れるのも最後かなと思い、8時過ぎから瀧道へ。 最初枯れ葉色の刷毛でもひいたような印象だったのが、朝陽が谷間に差し込んでくるにつれて谷は色で溢れてきた。 多少恍惚となりながら、シーズン中はドライブウェイが1車線になるのでそのまま車…

ピグミーBaka族『Heart of the Forest』とEthan Rose『Ceiling Songs』

先日、午前10時も過ぎて、行楽のひとが自分とは反対に登ってくるのが目に見えて増え始めたのとは逆に、こちらはひと汗かいたのと、ところどころの木々の葉の色の多彩さに気分が若干恍惚とした気分で、瀧道を下っていると、前をいくおばさんの左手に、紅葉…

山の耳

昨日の失敗を繰り返さないように7時半に起床。 R-09を持って、瀧道から山へと。 2日にしか開いていないのに、紅葉が深まったような印象がある。これは来週はもうすっかりダメになるなあと思う。一昨日のスポットまでいって、再度同じように落ち葉の音を録…

なかびであるにちようび

起きたら9時過ぎており、ああこれでは行楽客に巻き込まれてしまうよなあと思って瀧道歩きを断念し、読みかけの小説のページを見つめるうちに・・・半日眠ってしまった日であった。晩御飯用にワインやいろいろ買ってこようと、もそもそと外に出て、市役所通…

半ば紅葉のやまで落ち葉の音を録り、「スターダスト・メモリー」を観る。

週末ではひさしぶりに、朝ちゃんと起きて、瀧道へと向かった。 紅葉シーズンなので、出遅れると行楽客が多くて瀧道をじぶんのペースで歩くのに難儀するだろうという推測もあったのです。2週間ぶりくらいになる瀧道はさすがに紅葉していた。でも、年配の夫婦…

いくつかの環状島を、音楽がななめにつないでいると、かんがえてみる。:平井玄『千のムジカ』、ポール・D・ミラー『リズム・サイエンス』、宮地尚子『環状島』

平井玄の『千のムジカ―音楽と資本主義の奴隷たちへ』は、「ミル・プラトー(千の高原)」から本歌取りされているのであろうとは誰もがすぐさま納得できると思いますが、個人的には、書店で見かけた瞬間、副題の『音楽と資本主義の奴隷たちへ』に正直、後退り…

雨の中のいきもの2、ポール・D・ミラー『リズム・サイエンス』

電熱の簡易なアロマ・キャンドルをプレゼントされたのですが、香油を持っていませんでしたので、何を、というのは無いのだけれど、せっかくくれるなら香りのひとつもつけてくれたらいいのにとボヤきつつ買いにいきましたら、エッセンシャル・オイル棚は途方…

白い蛾を逃がす×ブレード・ランナー(最終版)を観なおす

帰宅後、焼酎を飲みながら『ブレードランナー(最終版)』(の廉価版)を観終わった11時過ぎ、煙草の煙を逃がすために少し開けていたとびらから、真白の蛾が部屋の白い明かりのなかに飛び込んできた。 乳白色のゆったりとした羽をパタパタ羽撃きするそいつ…

アメリカのWeとYou:モーガン・フィシャー編集の1分小品集『Miniatures one+two』

バラク・オバマ氏の勝利宣言を聞いていると、「We」あるいは「You」を巧みに使い分けて、アメリカの「主体」を形成しようとしてかなり成功しているのだなと思って、そこに感銘を受けた。 で、最後の部分をちょっと訳してみました。 America, we have co…

ひっつきむしは秋なのか:カルトSF映画『サイレント・ランニング』を20年振りくらいで観る

先週のまんなかあたりに、出勤中の地下鉄で、ひだり足の親指を踏まれたのですが、そのときはあんまり痛くなかったのだけれど、1日おいて痛み出し、夜見ると赤く腫れ上がっていた。医者にいかなきゃいかんかと思っていたら土曜には痛みが引いていたのでその…