みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

美大惑星

あめのさかいめ

一昨日、梅田に旅行の用意で買い物に行って、阪急梅田駅から出るときは雨なぞ降っていなかったのに、箕面線に乗り入れたら車窓から見える家並み・道路が黒く濡れそぼって水がしたたっている様子で、こちらでは雨が降っていたらしかった。そういえば、梅田の…

つれづれ、振り返り気味に。

**夢の話を書くときは美大惑星というカテゴリになる。 皆さんにもある事なのかどうかわかりませんが、眠りながら「これは夢だなあ。むちゃくちゃだなあ。どこまでいくかこのままほっておこ」という自分の夢見に自覚的な時間が、特に明け方目覚めるまでの3…

大本雅彦『星の舞台から見てる』を読み始める。David Tudor『Bandneon!』

「人類は、今だって、麺類。」という、かつての安藤百福さんの言葉をリニューアルした日清食品のCMが、小売・店舗に限らず麺商品全体の売上を底上げしている。オアシスの「Don't Look Back in Anger」をバックに、若きハリソン・フォードが、今度は刑事に…

この金色は保存できません。

そんなメッセージが出てシステムの利用ができなくなったという問い合わせが入ったのでベンダーに調査を依頼すると、どうも変換される画像に含まれる金色の中から引き去られる緑色成分の値が問題らしく、存在しない色彩という認識になるので件のメッセージが…

ボルヘス色のサブマリン:夢の回収と、小笠原鳥類さんのボルヘスについてのエッセイと、レインボーヒル2009

昨日、服部緑地公園野外音楽堂で「レインボーヒル2009」を観てきたあと、ビール>焼酎>ビール>ワインと飲み継いだお酒と、身体が冷えたのがまずかったらしく、頭痛が収まらなくなってしまったので(ヤニあたりもあるでしょう)、早々と9時に寝た。明け…

雨宿にて

新型インフルの狂熱も去り、ようやく豚が悪くないことも弱毒性も周知され(?)、通勤退社時のマスク着用令も解かれた。午後になって瀧道を歩いて行くと、ふと強い日差しの供給が止まって(叢雲谷間に蓋をして)照り返しの乱舞がなくなり、ただ5月の午後の…

「ねむみ」と「ドン・キホーテ」と「集落のおしえ」

一般に、「まろみ」とか「とろみ」とか、「えぐみ」とか「くさみ」とか、要するに「み」を後にくっつけることで、形容を状態名詞になっているものがあります。この「み」は、たぶん「味」なんでしょうから、そのものの状態をそう呼ぶ話者の鑑賞的な意識を一…

雨の中のいきもの2、ポール・D・ミラー『リズム・サイエンス』

電熱の簡易なアロマ・キャンドルをプレゼントされたのですが、香油を持っていませんでしたので、何を、というのは無いのだけれど、せっかくくれるなら香りのひとつもつけてくれたらいいのにとボヤきつつ買いにいきましたら、エッセンシャル・オイル棚は途方…

雨の中のいきもの1

子牛の頭ほどの大きさで、ぼんやりとした光彩をもった「のびあがり」*1は、御幣を丸めた塵とクラゲと毬藻の間の何かとしてなんとなく夢圧縮変形された菌類らしいが、とにかく他所でみかけない生き物であることは確かで、その目も鼻も手足もなく、適当に丸ま…

シニフィアンとシニフィエは仲が悪い:「美大惑星」いきなり外伝、『「関係の空気」「場の空気」』、サーストンのソロ

「KY」とおもわず人を揶揄する前に、またそう揶揄せずにいられない状況に陥ってしまったとき、もしくは自分がそう形容されたアトモスフィアを感じたら読むべき新書『「関係の空気」「場の空気」』を読了。 まず「関係の空気」は日本人が一対一のコミュニケー…

夢みる頃を過ぎても夢はみる:「美大惑星」序章

『美大惑星』という夢をみた。惑星全体が美術大学*1の構内という非常に野心的な設定だった。あんまり奇妙だったのでブログにみた夢のはなしを書くという愚行権を行使して、その余韻を甘噛みしてみたいと思う。 まず、夢にタイトルがあるというのが妙な話かも…