2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
エンドロールのあと、観客の反応は結構冷めた感じでした。 自分もいろんな意味で物足りなかったので、この反応に違和感はありませんでした。 いつものジブリ作品のように、細部が積み上がっていって、圧倒されてしまうような部分が無い分、風景もキャラクタ…
写真は演奏準備をするDowserのお二人です。3日目です。本日のメインはなんといってもDowserのミニライブ。 二回目上映はダブルものがあったので、今日は一回目上映とミニライブのみ観て退散しました。■「大いなるリハーサル パリのセシル・テイラー」…
今日は船場アートカフェでの上記に2日目に行ってきました。6月のシネ・ヌーヴォーでのフェラーリの上映会からチラシで知ってからというもの、ずっと期待して待っていたイベントです。本町のampmの地下にあるところで僕は初めていきました。 整理券は上映一時…
時間かかったけど1巻から5巻まで一年かかって、やっと読みきりました。 目の端に覗く大量の積ん読>状況を考えれば、とりあえずはよくやったと自分にいっておきたい・・・ 日本初のダダイスト=マヴォイストにして、舞台芸術家、演出家、共産主義運動家の村山知…
最近の長雨でよく雨音に聴き入ってしまう。 雨音とは別に「コー〜〜〜ン」というサイレンような音がいつもかすかに聞こえるが、なんだろう。 雨脚が弱いと聴こえない。 寝しなにはケージの「ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」(演…
96年のアラン・ヴェガ(スーサイド!)とアレックス・チルトンが組んだ「キュビスト・ブルース」でサポートに徹していたベン・ヴォーンですが、90年作のソロである本作は、ジョナサン・リッチマンにも似たパンク以降の独特の日常感覚を、時に甘酸っぱいメロディーと切れの良いビーロポップスで包んだ佳作です。 ジャケ写…
原作を読んで、小説でしか実現できないトリックに爽快さを感じていたので、映画は楽しみながらもちょっと心配でしたが、よく出来てます。 おそらくこの解決方法しかないであろう、という描き方。落ちがわかっているから、二重人格が判明していく過程などは、…
現代詩人・作家の富岡多恵子による歌謡曲への詩からのアプローチということだったようですが、<不気味>といっていいほど奇妙な抑揚の詩人の歌唱は、単なる「詩の朗読もの」ではなく、かといって歌謡アルバムでもなく、本作にワンオンドオンリーな強度を与…
「ダークランズ」リリース以前までのジザメリは基本、暗く、トレードマークだったフィードバックノイズも健在でヒリヒリのサウンドが、すぐキレる自閉症の子供といった感じで、そこがまた当時大好きで、初めてファンクラブというものに入ろうかと血迷ったんですが、会員全員女子だったので…
「アップタイト」という回想録が出たとき、John Caleが本作を自分達がイメージしていたものに遥かに及びもつかない失敗作と語っていたことに、妙な感銘を受けましたっけ。 サマーオブ・ラブの盛り上がりに背を向けて、自分達の聖地ニューヨークで制作された…