みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

良いお年を!

今年も31日になってしまいました。このブログ『みみのまばたき』も8年続けてきたことになります。驚きです。

実は、私、年明け1月11日から、仕事で沖縄県那覇市に長期出張という形で大阪を離れます。
どれくらいの期間になるのか、今はわかりません。

2001年に前々職を辞めて東京から大阪・箕面に帰ってきてから、早いもので13年が経ちました。13年暮らした生活から自分を引きはがそうとすると、これはやはり大変なもので、この年末は仕事納めから自室と倉庫を行ったり来たりで、今ようやくオオモノは倉庫にお入り頂けて目途がついてきたところです。
壮行会なんかもやっていただいたりして、僕は果報者です。ありがとうございました。


そんなわけのドタバタで、毎年大晦日にアップしてきました今年のベスト的なエントリーは今年はナシとさせて頂きます。今年ベストに挙げたいCD、レコード、カセット、本、そりゃたくさんありました。むしろ豊作の一年だったのではないかとさえ思いますが、列記しようにも、今やあらかた沖縄行き段ボール箱に詰めちゃって取り出せません。


沖縄にはこれまで行った事がありません。
一昨年、近くの台湾にはちらっとお邪魔しましたが、亜熱帯に長期滞在で、しかも現地の人と仕事をする…というので不安と期待の炊き込みご飯になっております。なにぶん、行ってみないとわからないことばかりなので、今ここでは何も言わぬ・書かぬが花、だろうなあと思っています。それでも年明けには、ちょっと気分の変わったエントリーを書けることと思います。

というわけで、皆さん、良いお年を!!


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と、いうわけなのですが、
今日、片付け、荷造り中にずっとかけっぱなしにしていたCDを一枚だけ紹介させていただきます。
今日、京都のメディテーションズから届いたばかりのスダ・ノブトさんの新作[Transitoriness]。

スダさんのライブをアバンギルドで観させていただいたときも音へのこだわりが伝わってきて感銘を受けましたが、新しい作品も素晴らしい内容です。
聴いてみないと伝わらないことを前提で説明すると、イーノの「ミュージック・フォー・エアポート」の良質な部分を継承しながら、もっと先まで聴かせてくれる感じです。繊細にノイズも絡めながら音の襞を重ね延ばしていく前半から、後半にはある種の壮大な美しさ、この方法でしかたどり着けない壮大さへと至っているように思います。

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あと、年明けのライブのお知らせです。


多彩・濃厚なゲストを迎えて制作されたソロ[序・破・急]を発表したチェロの若き鬼才ギャスパー・クラウスが、年明け29日に、大阪心斎橋JANUSで友川カズキの最新アルバム「復讐バーボン」リリースライブに客演する予定ですが、その前夜、阿波座のシェ・ドゥーブルで、チューバ奏者・高岡大祐さんと演奏する予定です。
激しさと艶かしさを自在に往還するギャスパーのチェロ、そしてここ数年さらに前人未踏の吹奏へと歩を進める高岡さんのチューバ。この二人が出会ってしまったら、いったいどんな夜となるのか。
僕は当然、この日には既に沖縄でライブを観れませんが、企画のNicheさんに頼み込んで、フライヤーだけデザインさせて頂きました。フライヤーだけでも、この二人のライブに関われてとても嬉しいです。当日、大阪近辺にいらっしゃる方は、是非、足をお運びください。僕の代わりにしっかり聴いてきて下さい。
 ※↓会場のシェ・ドゥーブルの食べログはこちらです。
  http://tabelog.com/osaka/A2701/A270106/27004360/