シンセな夏:EBERHARD SCHOENERや DOLPHINS INTO THE FUTUREの映像
午前中、市民病院に入院している祖父の見舞いに行ってその後、梅田に出て新しくしたiPhoneの液晶シートやバックカバーを購入。それから、帰える前に、これまであまり覗いた事がなかったHEPFIVEと阪急の間にあるレコ屋さんに行ってみたら、上写真のレコードを見つけた。
ジャズの棚をぼんやりみてサイケ棚を見てその横が「ハードプログレ」棚という名になっていて、この棚はどうもいわゆるプログレから電子音楽、ヨーロッパのフリーインプロなんかをまとめて置いてあって、特にフリーインプロ系は見たことないブツが何枚も、やっぱり結構なお値段であったのでちゃんとした目利きをしておられるのだな(買わ(え)ないけど)と思ったりしていたら、このジャケット。
余りに妙なジャケットで、夢に見そうだったので買って帰ってしまいました。
EBERHARD SCHOENERという人の1977年の『Trans-Formation』という実験的なシンセ・ミュージック。
グレゴリアン・チャント風の歌唱とシンセのグニョーンとした音が「それ無理やろ」という感じで混じり合いもせずに併走する中、鋭利なギターのカッティングが追い上げてくる。なんとThe Policeのアンディ・サマーズ。1977年だからちょうど The Police結成の年のようだ。
ネットで調べてみたら、この人かなりクラシックの素養のある凄い音楽家みたいです。
Deep PurpleのJon Lord とロックとクラシックを融合させたような音楽を作ったり、結成するかしないかのThe Policeのメンバーと作品を作ったりしていた。このアルバムへのアンディ・サマーズの参加もその流れの一つである様子。
スティングとスチュアート・コープランドと共演しているのが下の映像。
Eberhard Schoener - Trans Am Rainbow Medley 1978
アルバムの雰囲気に近いのはこれ↓かもしれない。
EBERHARD SCHOENER-A.SUMMERS-STING - octogon (1977)
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この夏はどうもシンセの音にやられています。
ヴァンゲリスのブレードランナーのエンドクレジットにかかる曲を何かで久しぶりに聴いて、しみじみ「カッコいい」と思ってしまった。ステージでは即興演奏することが多かったとか、ギリシャ人ということはヤニス・クセナキスと同郷人か…時期も経緯も違うけれどギリシャを脱出してフランスに出たというのは一緒なんだな…とか改めて思ってみたりして、
それで、名作これを今頃聴いてみたり、
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暑さも湿気が無くなってきてちょっと過ごしやすくなってきていますが、ぼんやりYouTube見ていて、1年ぶりくらいに見てやっぱりいいなと思ったのが、DOLPHINS INTO THE FUTUREのPicnic Sessionsでの3つの映像でした。この透明なダルダル感。
CA2M 3 JUNIO 2010 - Picnic Sessions. Clip DOLPHINS INTO THE FUTURE
dolphins into the future_Picnic Session CA2M
DOLPHINS INTO THE FUTUREはいくつかカセットやLPを聴いたけれども、この映像が一番良いなあ。
ちょっと変わったのも見つけておもしろかった。Felix Kubinが数階建ての建物を丸ごとスタジオにして各部屋で一斉に演奏している。
Felix Kubin & ensemble Intégrales -- Echohaus
普通、音楽の生演奏というのは、楽器同士が出すそれぞれの音はもちろん、それらが一つの空間の中で混ざり合ってモアレみたいになる様を楽しむものだったりすると思うのだが、Kubinはその逆をいっている。しかし、面白い。
最後はこれを見て寝よっと。
James Taylor with Julie Fowlis & Karen Matheson & James Graham 「Belfast to Boston 」