みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

James Tenney氏がお亡くなりになりました。

http://www.artsjournal.com/postclassic/2006/08/james_tenney_19342006.htmlまた現代音楽の重要な人が一人減ってしまいました。Postal Piecesアーティスト: James Tenney出版社/メーカー: New World Records発売日: 2004/03/30メディア: CD クリック: 2回…

<雑草と現代美術のあいだ>ロイス&フランツィスカ・ヴァインベルガー

金沢21世紀美術館 金沢市・ゲント市姉妹都市提携35周年記念「人間は自由なんだから:ゲント現代美術館コレクションより」展 金沢21世紀美術館は、マシュー・バーニーなど、以前からおもしろい企画展が多いようだけど遠くて来れなかった美術館でしたが、今回、…

『現代音楽とコンテンポラリーダンスの出会いアルディッティSQ+ケージ+白井剛「APARTMENT HOUSE 1776」』

待望の生ケージ+アルディッティ。舞踏に関しては全く予備知識ありませんでしたので、その効果については内心恐々でした。 ケージの「アパ−トメントハウス1776」は、建国200周年記念として1976年に作曲され、アメリカ建国当時の教会音楽や行進曲のハーモ…

予定

日曜は金沢まで『現代音楽とコンテンポラリーダンスの出会いアルディッティSQ+ケージ+白井剛「APARTMENT HOUSE 1776」』を観に行ってきます。 最近MODEから出たアルデッティ「APARTMENT HOUSE 1776」は、柔らかな断片的なハーモニーがとにかくモコモコとマ…

ジャンニ・ロダーリ 「ファンタジーの文法―物語創作法入門 (ちくま文庫)」

ノヴァーリスに触発され「ファンタジー学」確立を目指したイタリア人作家。70年代に出版されたこともあり、なにやらアウトノミアな(無関係?→でもレジスタンスの運動家だったみたいだけど。ネグリとは別か)発想法は、かなり読み応えあり。 冒頭の「石<sas…

ふちがみとふなと『日曜日ひとりででかけた』

先日のライブで購入。Vo.渕上純子さんとコントラバス船戸博史さんによるデュオのファースト。 編成の簡素さを誰もが口にするけれど、もちろんこれ以上何を足す必要もない「うた」が満載。 渕上さんの声質もかなり現在とは違っていて、たとえば「ハッピーセ…

船戸博史(b)ソロ『LOW FISH』

ライブでは、時折弦とフレットを手でパシっと叩いていれるカッティングが効果的で格好よかった船戸博史さんのオフノートから出たソロ作。 この人のコントラバスは、ウィリアム・パーカーみたいにインプロブリブリのハードコアなものでもないし、チャリー・ヘ…

 ふちがみとふなと at The ROCK食堂(阿倍野)

2000年に吉祥寺のマンダラ2で(当時目黒に住んでた)、「さかな」の対バンで「ビジリバ」を観て以来、京都ベースのバンドだというのに、先日の京都磔磔でのさかなのライブで5年強ぶりに歌う渕上さんをみた。で、その時もらったチラシに「ふちふな」のライブ…

「精神の管理社会をどう超えるか?―制度論的精神療法の現場から」が届く

先日「書肆 砂の書」さんでガタリとネグリの共著を在庫確認したところ、生憎先客に売れてしまったとのことで、丁寧なお詫びのメールがありました。 ネット上の売買なので当然売約済みの可能性はあるわけで、そのため在庫確認するわけなので、書店さんのミスとも…

今日はシフト休みだったので、仕事関係のお勉強。 朝のうちに箕面瀧の上まで登ってくるのは休日に日課になってきている。最初に汗を流すとやっぱり一日体の調子はいい。 試験は自動車、火災、新種(傷害など)全種目なので一度模擬試験をやってみると間違え…

さかな/JB at 京都磔磔

月末のアルディッティのコンサート(金沢!)のチケットとりにチケットぴあに行った際に、なんと「さかな」が磔磔にくるみたい。急いでチケット取ると整理番号が157番というえらい数字。いやな予感がしましたが、なんのことはなく番号割り振って各販売所に置…

塩山芳明『出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」』

著名なエロ漫画誌編集者の日記ですが、Hマンガの有害図書騒動の90年ごろから始まるので、特にその辺りの行政、大手出版社、同業者、漫画家への呪詛は、相当切実な筈なのにシニカルで強烈なユーモアがあって矢鱈におもしろいのだ。『うつうつ日記』の吾妻…

吾妻ひでお『うつうつひでお日記』

読了。「失踪日記」がおもしろかったのでこれもおもしろかった。 アル中病棟を出て漫画家として復帰、その後「失踪日記」出版に向けて活動する2004〜2005年の日々の記録となっています。基本的にウツウツとして単調な日々と作者は書かれてますが、とにかく日…

時をかける少女

ゲ○の口直しができるだろうか・・・と思って観てきました。 結構よかった。最後はちょっとウルっときましたし。 いくらなんでも上映館が少なすぎるんではないかと。

伶楽舎/武満徹 『秋庭歌一具』

大友良英氏のブログでこの曲の演奏会の模様が紹介されているのを読んで即買ってきました。白状すると武満徹の音楽でこんなに惹き付けられたのは自分にとっては初めての経験です。 よっぽど特殊な環境で育った人でない限り一般の日本人にとって「雅楽」が生活…

Jah Wobbleの新作

最近、充実したベストコンピ『I Could Have Been a Contender: Anthology』が出て嬉しかったJah Wobbleの最新作が出てました。 ジャケットをみるなり、今回は絶対期待できそう・・・と思ったら、その通り。 またアンビエントめいたものかと思いきや、若いです、これ…

ディスヒート『Out of Cold Storage』BOX

既にバラ売りで持っていた「Blue & Yellow」「Health & Efficiency」「Deceit」を加えて、ディスヒートの音源揃った・・・結構な満足感でした。 特にブックレットについた和訳が丁寧で、チャールズ・ブレンとチャールズ・ヘイワードのインタビューは、ディスヒート結…

砲艦銀鼠号

アニメ「ゲド」の口なおしに一気に読みました。 「武装島田倉庫」の続編。大好きだった奇妙な言語感覚も健在(ただしこちらが慣れたせいか若干おとなしめになった?)。 ダイナミックな展開がないのはアニメ「ゲド」と同じ(しつこいか)ですが、こちらは椎…