ジョン・ケージ
今年も拙ブログを、どうぞよろしくお願いいたします。「めでたい」とは「目出度い」と書くようでうすが、ここは「みみのまばたき」らしく、「耳出度い」と書いてみます。・・・ひかないでくださいね、新年早々。そういえば、昨年まとめ聴きしたAtomicの2006…
午前中に瀧道を歩くと、谷間の緑が色濃くて、気持ちがいい。谷の中程に道はあるので、谷側は上も下も緑で埋まっている。上の方は葉を繁らせた樹木の空間で、下の方は羊歯類の群生が一斉に葉を谷の上空に向けて手をかざすように向けている。そんな緑のグラデ…
先日購入したICレコーダーで録音した音(サボテンの棘を楊枝で弾いたり、葉を摺り合わせたりしてみたもの)のファイルをPCに移して、SoundEngineというフリーソフトで重ねてみようと思ったら、このソフトは2トラックしか作成できないようだったので、別…
えーと。・・・本ブログの企画としてはながらく停滞しております、ジョン・ケージの『樹の子供Child of Tree/枝Branches』を極私的にやってみる(この「やってみる」というのも実に頼りなく、パフォーマンス重点でもないし、ちゃんとした録音物が作れるかどうか…
『Branches』の元になった8分のインストラクション『Child of Tree』のタイトルがジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』から採られた言葉ときいて、調べようと思って日曜に図書館にいくが、見事にジョイスの本が無い!(文庫で『若き芸術家の〜』があるのみ…
おそらくひどくのろのろと進むであろうこの企画を「極私的『Branches』」と命名してみました(鈴木志郎康さんすいません)。「美大惑星」に引き続き、個人的な愚行権の行使とお考えください。とりあえず『Branches』についての情報をまとめてみることに。▼参…
生まれて初めて「楽譜」というものを通販で購入しました。 ジョン・ケージの『Branches(枝)』。 楽譜といってもおたまじゃくしが延々と並んでいるものではなくて(わたしは読めません)、ケージが演奏用に指示したA4の指示書が一枚挟まれていると…
タワーレコードで発見。 90あるケージの『ソングブック』からの抜粋の様子。これもOtherMinds Recordsからのリリース。 詳細情報はこちらから。 インド伝統音楽風のものを抽出していのか、詳しいところはまだライナー読み込めていません…
の夢ってみますか? というか、夢でを聴きますか? 僕はそういう経験がありません。 もちろん「夢の中で音楽を聴いている」シチュエーションはあったようにも思いますが、音が聴こえてきたことはありません。 いわば、認識だけが鳴っている。自分では「夢で…
アート・オブ・トイピアノ マーガレット・レン・タンの世界 [DVD]出版社/メーカー: アップリンク発売日: 2007/06/29メディア: DVD クリック: 12回この商品を含むブログ (9件) を見る上記DVDをやっとちゃんと観れました。 邦題タイトルからアルバム『アー…
10月頃に真っ赤な落ち葉だったのが、 今日みると、当たり前だがまったくもって枯れている。枯葉色、という色はない。色が退却している様なんである。枯れ果てて、「葉」という属性が、どんどん抜けていこうとしているのである。葉の「気配」だけが集積して…
もうすぐ2006年もおわりということで。年の瀬につきなにやらワサワサとして一年の総決算をせねばならないような雰囲気です。が、このブログはあんまり関係ありません。Piano Musicアーティスト: Henry Cowell出版社/メーカー: Smithsonian Folkways発売…
日本ハムが優勝した・・・。新庄っていう人は何か不幸が彼を避けて通っているような印象がある。 1968年7月リオ・デ・ジャネイロでのモダンダンス×電子音楽×現代美術の歴史的パフォーマンスがついにCD化!で、アマゾンで早速購入・・・したが、ずいぶ…
北朝鮮がほんとに核実験してしまった・・・ああいやな世の中だ。静かな音楽が聴きたい。 というわけで、これもヤフオクで入手。1000円。以前持っていたのに何故か手放してましたので買い直した格好。作曲家の顔ぶれを見ればまさに「環太平洋音楽」という…
待望の生ケージ+アルディッティ。舞踏に関しては全く予備知識ありませんでしたので、その効果については内心恐々でした。 ケージの「アパ−トメントハウス1776」は、建国200周年記念として1976年に作曲され、アメリカ建国当時の教会音楽や行進曲のハーモ…
マーガレット・レン・タンの弾くピアノは、ある意味、表現主義的でつかみやすいんですよね〜。 他のピアニストだと、禅僧のように枯れた風情でいかにも「現音」な印象のケージの曲も、レン・タンが弾くと、音にメリハリが出てきて、とっつきやすい。 少なく…
『Burdocks(ごぼう)』(70年)は、クリスチャン・ウォルフの代表作といってもいいのだろう。ソニック・ユースの『Goodbye 20th Century』でも採り上げられていたが、本CD収録の演奏は、アザーマインズ・フェスティバルでのもの。ライナーではウォルフ自身は、…