みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

美術

ロンドン➂Vortex Jazz Club2・3日・滞在後半

ロンドン旅行の後半をまとめました。長いです。 【19日(日)】 7時半起床。ホテル飯。クリーニング出し(日曜だったので月曜渡しになるとのこと)。 ニュースによると今日も雨降らず快晴とのこと。朝からHydeParkを散歩。次の日から曇りになったので結果…

ロンドン➁Hyde Park〜市内〜Tate Modernでハーストとムンク〜Vortex Jazz Club1日目

【18日(土)】 7時起床。 自分の部屋から見えるホテルの裏手。裏手といってもKensington Gardensという高級住宅街(の裏側)でございます(あ、ホテルは高級ではございません)。 ホテルで朝食(パン類とハム、フルーツ、ソフトドリンク)。受付にクリー…

桜の季節の食べ残し:POPO、SAKANA@アバンギルド

先週京都でロルフ・ユリウスのシンポジウムを聴講して、そのあとギャラリー虹のインスタには寄らなかったので心残りだった件を土曜日に京都に出る予定があったのでこなしてきました。 楽して烏丸から地下鉄を乗り継いで蹴上まで。 2番出口から出ると琵琶湖…

蝸牛の歩みで惨い爪痕を残した台風がせめて:「思想地図」、伊藤比呂美、Lois Weinberger、『ステイクランド』、EP4など

蝸牛の歩みで惨い爪痕を残した台風がせめて残暑も持ち去ってくれたのかと思うと、まったくそうではなく、昨日は汗をボトボトかきながら門真まで運転免許証の更新に出かけた。 5年前にきたときはちゃんと京阪古川橋駅で降りたようだが、今年はまったくそれを…

冬のコラージュ : チャトウィンからのヘルツォーク、メカスからのコーネルの映画、友川カズキ@心斎橋ジャニス、『アンフォルム』

昼過ぎに自宅から牧落駅のほうに。多幸感のある日射し。 蕾たちはまだまだ、固く。 踏切前の行きつけのパン屋で、ナンより薄いチーズパリパリを5枚、帰り道に赤ワインとウィスキー、箕面駅前で煙草二箱、日焼けサロンに通っていそうなおじさんのやってる八百…

深まる秋を横目に:ビル・ホルム『NORTHWEST COAST INDIAN ART』フィリップ・ロベール『エクスペリメンタル・ミュージック 実験音楽ディスクガイド』

保険法改正のための対応に追われながら、いつまでたっても出状されない社内規定の業務ファイルをイライラ待ちつつ、勝手に深まっていく秋を横目でみている…そんな感じの一週間だった。火曜の休みは、午前中配達予定だった新調したスーツの到着を待って、その…

あんぷとみんぱくととーてむ。

IEを8にしてから、未だに「お気に入り」と「クイック・タブ」を押し間違える、みみのまばたきです。 ** 昨日はVOXのアンプを買いに梅田へ。 「DA5」というとてもコンパクトなサイズのデジタル・アンプです。 ギターなど持っていないにも関わらずア…

4つ目の停止原基のための土曜日 あるいは、自分のエンドルフィンくらい

全体的に「もすっ」(「ねむみ」に不快感を乗算したもの)とした朝であったので、コーヒーを飲んでみてもそれは晴れなかったので、もすもすと瀧道へと出かけた。昨夜みたテレビでは、苦いコーヒーを何故年をとるとおいしく感じるのか、という問題が、漫才コ…

国立国際で「アヴァンギャルド・チャイナ」と新国誠一の具体詩(コンクリート・ポエトリー)

連休中に、おうちにお邪魔させていただき、鍋までごちそうになってしまったIさんの奥さんにもらった入場券で、今日は国立国際美術館に行ってきました。僕が「音声詩」に興味があることをなんとなく知っていただけていたようでした。有難うございました。当…

雨塗緑サイケ/ラウシェンバーグのCOMBINE/それから、ポーティスヘッドの3rdのケースの角が丸いこと

朝、家人が梅田に用事があるというので、車に便乗させてもらって、1dayアキュビューを3ヶ月分買ってすぐに電車で箕面に帰る。 定期券をいつものジャケットのポケットに忘れていて、梅田からの切符を買わねばならなかった。箕面駅に着いてそのまま瀧道歩きへ…

ロバート・ラウシェンバーグが逝ってしまった

今日、京都へ行ってきました。鈴木志郎康氏の新作映像作品を観にいくためだったのですが、そのレビューは明日アップするとして、京都へ行ったときは必ず行くアート系本屋『メディアショップ』(学生の頃からある・だいぶ品揃えが少なくなった印象)で迂闊に…

コヨーテ語り:伊藤比呂美『コヨーテ・ソング』とその他のコヨーテ

まとまらんうちに、アップが遅れてしまったのですが・・・最近、手に取った本やCDに「コヨーテ」が目についたので。先日ふと、伊藤比呂美の『コヨーテ・ソング』という本を読み抜けました。大人な旅行雑誌(?)『コヨーテ』に連載されていた8編と書き下ろ…

モノであってモノでないもの/コトバであってコトバでないもの:鈴木志郎康映像作品『極私的にEBIZUKA』,『山北作業所』

(注)右の画像は映像作品とは無関係です。テキストばかりで殺風景なので自分で撮ったものです。 映画のイメージに関してはこちらの鈴木志郎康氏ご自身によるHPのフィルモグラフィーをご覧いただければと思います。今回の2点は、鈴木志郎康さんが多摩美大…

新日曜美術館で大竹伸朗

大竹伸朗特集でしたので。「全景」展、大阪でもやってほしいなあ・・・。高校のとき美術手帖でみた大竹伸朗のコラージュ作品の図版が大好きで切り抜いて結構長いこと持っていた(が、引越しでどこかにいってしまった)。作品集『SO』は今でも大事な宝物で…

ブリコラージュは『器用仕事』。では『不器用仕事』は?

たしかレヴィ=ストロースが定義したんでしたでしょうか。ブリコラージュ。 ありあわせのもの諸要素を繋ぎ合わせて物語(?)を語ってしまう、とかそんな意味だったかと。 コラージュ好きとしては名前にコラージュがついててしかもブリだから、なんかすごい…

<雑草と現代美術のあいだ>ロイス&フランツィスカ・ヴァインベルガー

金沢21世紀美術館 金沢市・ゲント市姉妹都市提携35周年記念「人間は自由なんだから:ゲント現代美術館コレクションより」展 金沢21世紀美術館は、マシュー・バーニーなど、以前からおもしろい企画展が多いようだけど遠くて来れなかった美術館でしたが、今回、…

ポルケ展

シフト休みなので中ノ島の国立国際美術館へ行って「ジグマー・ポルケ展」を観て来た。 絵画イメージをいかにしてつくるかという方法論でかなり共感できる手法の作家。ドットや既成の布地を貼り合わせて油彩以外の塗料で描く作風のものも良かったが、「魔方陣…

クレー展

梅田にふらりと出てどうしようか考えていると、大丸百貨店でパウル・クレー展をやっていたのでみることに。今年はスイスにクレー美術館が出来たらしくその記念とのこと。クレーの線描は「忘れっぽい天使」に代表されるように親しみやすい印象があるけれど、そ…

フィリップ・ガストン『タブロー/絵画 1947-1979』

初期の抽象画から有名なKKKのマスクのように見える不気味なキャラ画(?)までカラー図版でそろっている。