2006-08-20 船戸博史(b)ソロ『LOW FISH』 その他の音楽 ライブでは、時折弦とフレットを手でパシっと叩いていれるカッティングが効果的で格好よかった船戸博史さんのオフノートから出たソロ作。 この人のコントラバスは、ウィリアム・パーカーみたいにインプロブリブリのハードコアなものでもないし、チャリー・ヘイデンのように流麗なわけでもないのですが、いい具合の温度でポツポツ鳴ってくれるのです。 たとえば1曲目で、アフリカ音楽的*1な湿り気のあるポリリズムを演奏しても、それは決して「スコール」ではなくて「梅雨」なんですね。 *1:曲名①「マラカイのひとりごと」、②「AEC」なんかを見ててふと思いついたんですが、もしかしたら、このアルバムのフリー的な要素って、アート・アンサンブル・オブ・シカゴへのオマージュってことは?ふちがみとふなとの音楽的嗜好性を考えれば結構当たずとも??