みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

neco眠る『Engawa Boys Pentatonic Punk』、椎名誠『本の雑誌血風録』、ポラロイドの生産中止

この夏の『HOPEKEN』の最終日が、このアルバムのリリースパーティーだったのですが、夜10時以降の出番を待てずに退散してしまったワーカホリックでしたが、やっと、レコ屋店頭で見つけました。

engawa boys pentatonic punk

engawa boys pentatonic punk

『HOPEKEN』の最終日もそういえば若いお客さんはみんなneco目当てで、終日長い前座を観てるっていう感じで、necoに対する熱い期待が渦巻いているようだった(そこに被れず、退散していったワタシ)。

生の演奏自体接したのは、新世界BRIDGE最後のFBIの確か中日のオープニングアクトだったかと思いますが、とにかくその時は演奏がうねりまくって観客を熱狂させているのに激しいインパクトを受けました。
アルバム聴くと、割と疑似中華メロディーやダビーなマナーがみみについたりしますが、生の演奏はもっと、ベースだけじゃなくてアンサンブル全体のゆったりしながら強靭なうねりとか随所のフックとかが効きまくっていて、こりゃ人気でるわ、ライブ・バンドとしてはやっぱり今一番おもしろいところなんだろうなあ、と思わせてくれるものだったかと。ウリチパン郡も気になるんだけども。
世代で安易に括れるようなバンドではなくて、necoの飄々としていて、無理なく誇り高いところは、多くの音楽好きの琴線に触れる筈、だ(と思います)。
これこれ。この映像、FBIじゃないかもしれないけどもBRIDGEだ(メンバー殆ど見えんけど)。

曲は本作収録の『縁側でダンスホール』?。
こういうバンドがいるのって、単純に幸福、なのだろう。

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本の雑誌血風録 (新潮文庫)

本の雑誌血風録 (新潮文庫)

これは、すいませんブック●フです。
群ようこが「本の雑誌」創成期の事務スタッフだったとは…そして「群」は「本の雑誌」・目黒氏が進呈したペンネームだったとは…。これは群ようこさんの本も読んでみなきゃと思ってしまった。
本の雑誌」の快進撃と同時にライターとしての仕事が舞い込みだしたサラリーマン・椎名誠が会社をやめる決意を奥さんに告げたときの奥さんのコメント。「日本では飢えることがないから」というのが、なぜか非現実的な響きで頭に残ってしまった。

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鈴木志郎康さんのブログを読んでいると、ポラロイド写真がついにこの8月で生産中止になったらしい
これだけデジカメが普及していればしょうがないとは誰しも思うだろうけれども、それでもなにか、とても儚くて美しい、松岡正剛なら「フラジャイル」と言ってしまいそうな表現形式が終わってしまうのだなあと思う。
別にポラロイドユーザーだったわけでは、まったくないのだけれど、あの色と形が浮かんでくる表情には、子供のころ言葉にならない「どきどき」を覚えていましたっけ。
それで、「さよなら、ポラロイド」という写真展があるらしい。観に行きたいなあと思うが…。
新しいから、といって、美しいとは限らないのだ。ポラロイドの最後の瞬きを、東京にお住いの方は見届けてください…。