みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

日記

PC壊れました。ビズ・マーキー

PCが起動しなくなってしまった。電源ボタンを押すと起動音はするしランプもつくし後ろのファンも回っているが、画面は真っ黒。CPUが溶けたのではないかという疑惑が(←追記:CPUは濡衣で、電源部分の不具合がグラフィックボードに障害をつくっていた…

電気ジプシースペシャル@中崎町・コモンカフェ、『死なない子供、荒川修作』@十三・第七藝術劇場

震災から1週間ほど音楽とかライブへの思考が停止していました。 フライヤーは刷り上って届いたのだけれど、これをどうするべきなのか、正直迷っていた、というか考えるべきではないのではないか、と思っていました。今やっと、ライブなどの自粛ムードが少し…

このエントリーにタイトルをつけられない。

正確な時間は憶えていない。3月11日午後、職場の難波のビル2階で、オペレーターが一斉にこちらの管理者席をみているのに気付いた。しかし、すぐに視線が全部自分の身体を突き抜けて背後の全面ガラス窓に注がれているのに気付いた。ブラインドが大きく揺れて…

雪が積もった日 「ゆきぼっくり」の誤用 :SAKANAの新譜、Han Benninkのソロ

6時頃に、あんまり静かなので目が覚めた。砂糖をまぶしたような家の前。案の定、つもっていた。前の晩に雪が降るかもという話はあったのだけれど、明け方のちいさなざわめきを雪が吸い込むと、静かさで目が覚めるのか、と自分でも驚いた。 それはしかし、大…

極私的隙間問題とすきすきスウィッチ『忘れてもいいよ』

小さな頃は、もっと隙間があったように思う。 いや、隙間同士がつながっているのが世界だと理解していた。 (隙間というものを輪郭し定義するところの、隙間ではない何かが詰まったことになっている空間。というものも、じつは隙間側からすれば「すきま」で…

あけましてお耳でとうございます:トミ・レブレロ@月眠ギャラリー

あけましておめでとうございます。 本年も、よろしくお願いいたします。昨年はわたしのように呑気な人間でさえ、お国が危ういと思うことが多かったですが、まずは自分の周りから。精進したいとおもいます。 今年も、接することができた音楽、本や映画や生活…

紅葉みおさめなど Morteza Mahjubi,Swans,安藤裕子,William Parker

沖縄の知事選とか(なぜ前回より投票率が落ちるのか?)、米韓合同軍事演習とか大変な日でしたが、NHK大河で『龍馬伝』の最終回をちゃんと観た。 (後日、肝心の暗殺シーンで選挙のテロップがデカデカの流れたことに対して、苦情が200件ほど入ったと知り…

箕面の紅葉と六甲再訪、ジュディ・シカゴ『花もつ女』、国立国際美術館で館勝生の絵

昨日、早起きして瀧道へ。 紅葉見物の賑わいを避けてゆっくり浸りたいなあという気持ちと、タイミング的に自分がいけるのは今週しかないかという読みがあったのです(が、少し早かった)。 前の週に登ったときより谷間は格段に朱に染まっていた。ただ、とこ…

秋の散歩とシャルルマーニュ・パレスティンのパイプオルガン・ソロ

今週は休日の火曜と今日(そして明日の日曜)、循環器病センターに入院した祖父のお見舞いに、祖母と車で通っています。 病室からの眺めは緑が多くてかなりいい。茨木の山並を背景に大きな給水塔がみえる。 病院から帰ったら、クリーニング屋に出すもの出し…

広島の酒まつり〜九份の映画『風を聴く』〜天神さんの古本まつり〜塩屋・旧グッゲンハイム邸

すっかり秋らしくなりまして…と、いうのもしらじらしいほどに秋は静かに深くふかく侵攻していきますようで。ただし、箕面の紅葉は11月にならなきゃ見れないようです。右の写真のおさるさんは、阪急梅田「古書のまち」の演劇・演芸・映画・音楽関係の書籍の…

4分33秒のための増幅されたドミンゴ

ズラした夏季休暇明けの一週をなんとか乗りこえて、寝起きは身体がひたすら重い。なんとか7時に玄関を出ると、快晴の秋晴れだが、それでも空の青みには、うすく薄くのばした白い雲が溶かしこまれているようで、西の向こうの池田の五月山のほうは霞んで見え…

現代詩手帖の小笠原鳥類さんの詩論の後編のことや、この数週間聴いて生き延びてきた本やCDなど。

今年の暑いのが延々と続くのは、災害みたいなものらしいから、8月のエントリーが非常にさみしかったのだとしても、それは被災していたのだからしょうがないことだろう、と自分にうそぶきつつ。 業界のえげつない再編にともなっているのかどうか、は微妙だが…

木漏れ日の居場所

夏バテ+夏カゼにより、少し間が空いてしまいました。毎年暑くなると、間が空く傾向にありますが、今年は身体を壊しかけたのが大きかった。 昨日の朝、だるさを抱えながら瀧道を歩きながら、木漏れ日の居場所を見つけた。次第に熱い陽射しが谷間の影の上にも…

金曜の夜には土曜の朝が含有されている。土曜の夜には:ニコラ・フィリベール『すべての些細な事柄』

年甲斐もなくお酒が体に残った状態で朝帰りをしてしまったので、帰宅後そのまま瀧道への直行。 強い陽射しで空気のなかにも先週までの湿気が感じられない。明けたか、梅雨(お昼に大阪が梅雨明けしたと知りました)。梅雨の時期はあまり瀧道に登らなかったの…

陽ひの降る谷間を登っていったら、太陽を追い越した。

という言葉を、なぜかひるまに瀧道を登っているときに、あたまのなかで反芻していました。 歩いているときに、ふいにやってくる言葉というのがあって、それは、自分の姑息な意図からはとりあえず離れているような気がするのが気持ちよい。今日は太陽がよく照…

「閉じられた世界で誰かが何かに恋をする。するととたんに世界が開かれる。」(F.ガタリ)

※エントリーのタイトルは『精神の管理社会をどう超えるか?』(松籟社2000)からの引用。昨日、アマゾンでお急ぎ便で注文したプリンターが、「ネプリーグ」を見ながらお昼を食べているときに届く。今までプリンタがいらない生活をしてきたのである…(スキャナ…

LPを嫌いになる必要なんてなかったんだなあ:USBレコード・プレーヤーで録り込みつつ聴くJimmy Lyons『Other Afternoon』、David Cunninghamの『Grey Scale』

昨日京都でアナログ盤をウホウホと買い込んできたものの、帰宅後ターンテーブルが動かないという大ズッコケをしてしまいましたが(ベルトが切れていやがったのですよベルトがベルトがベルトが…)、それでベルト買いに行こうと梅田に出る間の電車中、ああベル…

明けましてお耳出とうございます。:去年作ってもらった判子

今年も拙ブログをよろしくお願いいたします。 年賀状を送ってくださった方々、ありがとうございます。今年も楽しく飲みましょう。毎年恒例で午前中に瀧道をのぼり、その先の勝尾寺まで行ってきました。 毎年色鮮やかな缶カンがめでたいので買って帰るのを楽…

2009年の「みみのまばたき」

紅白でスーザン・ボイルのあとに上地雄輔がシマシマの頭と黄色い衣装で歌う(この曲は良い曲、と素直に思う)その後ろで観客が手に持つひまわりの群生が揺れているのを観ていると、来年の干支の虎とひまわりが色彩的精神的親戚に思えてきた(いや、思いたい…

蝶番に接木する

右の画像はズルをしている。 今日はデジカメを持って出なかったので写真は撮っていなくて、これは去年の12月20日に市役所通りで撮った画像をアップしてみた。一年前は、このように黄色い葉に夕陽が射して、なんだか神々しい想いに駆られて撮ったのだけれ…

やっと、紅葉。旧グッゲンハイム邸で「ミン・シャオフェン / 田中悠美子 / カール・ストーン TRIO」

3連休では空振りだった箕面の紅葉も、今朝瀧道を登ってみると、じゅうぶんに深まっていました。 先週出勤時に駅から、お山を見上げる度に色彩が豊かになるようで、早くあそこまで登ってみたいなあと思っていました。 3連休には随分と行楽客が来ていたのだけ…

レヴィ=ストロース

クロード・レヴィ=ストロースが10月30日に死去してした、とのことをYahooのニュースで知る。100歳だったとのこと。じつは、みんぱく好きですが、レヴィ=ストロースの本を殆ど読んでいません。 高校生のころ、村上龍の小説で『悲しき熱帯』というのがあり…

1981年2月の「ミュージックマガジン」:1981年の新譜に感慨…。

先のエントリーで最新作『マナフォン』を挙げてみたデヴィッド・シルヴィアンが表紙の「ミュージック・マガジン」1981年2月号です。 このころのJAPANは、アイドル・グループから脱却して、音楽的にもおもしろい存在になりかけ、といった感じの様子。こ…

九条で映画

土曜日は、久々に中央線にのって九条のシネ・ヌーヴォで『あんにょん由美香』を観る。シネ・ヌーヴォは、これで三回くらい行っている。もはや前後が定かではないのだけれど、ボリビアのウカマウ集団の特集をオールナイトで観にいったのもここだし、リュック…

20日、21日、22日。

つづきです。右の画像は、22日土曜の「さかな」と「青山陽一BM's」。 【20日 水曜日】 これから3日間東京を歩きまわるには鞄が重すぎたので、新宿のアウトレット屋で600円のトートバッグを購入。鞄はコイン・ロッカーへ。11時から、話題のアニメー…

19日。諏訪大社でお昼寝、山下清の美術館

先週は、盆のお休みをずらして取得させていただき、9連休させていただきました。 前半は身の回りの片づけや、友人たちと持ち回りで作っているコンピCDの編集などをして、水曜日から、東京方面に旅行へ。【19日 水曜日】 新大阪から8時発のこだまに乗っ…

1981年9月の「ミュージックマガジン」:フレッド・フリス:この夏の予定

来週一週間休めることになりました。 これを利用して東京行きを決め、帰りに、前橋文学館で開催されている鈴木志郎康さんの展覧会に行ってこようかと。 とはいえ、仕事の方がちゃんと片付くかどうか…この2日でなんとか形をつけなければなりません。ところで…

歩くから、書くし、歌う。:ソロー、ロバート・ワイアット曲集

みもこころも圧迫するような湿気が、今日はひさしぶりに感じられなかった。 夜の8時半に仕事あがりで、難波の町に出ると、風が絶えずに吹いていて、あんまり気持ち良いので、2週間振りくらいで、四ツ橋筋を、難波から梅田まで歩いた。 35〜45分くらい…

B面的思考とは、焼酎の爽健美茶割りである。京都へ、砂の書へ。

B面的思考とは、マイナーな思考の謂いだと、わけもわからず何かに対して全面降伏する必要は、じつは無い。 当然、日の当たるA面の存在を前提にしている。とはいえ、B面を聴いているとき陽が射していないわけでは、毛頭ない。 B面の陽光は、A面の日差し…

ピナ・バウシュ  /  コンサート情報

このところこのブログは訃報ばかりが続きますが…舞踏家ピナ・バウシュもまた逝ってしまった。 http://www.pina-bausch.de/news.htmhttp://www.guardian.co.uk/stage/2009/jun/30/pina-bausch-dies-dancer 68歳だった。ヴィム・ヴェンダースと3−D映画の準…