みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

その他の音楽

You Can't Put Your Arms Around a Foetus Off The Wheel

会社の帰りに、久し振りに難波から梅田まで歩くことに。途中、アメリカ村のタイム・ボムに相当足を向けていないことに気付いて立ち寄ってみる。なんか、レンタルをはじめたみたい。 ザ・スラッヂの「The Brain Kept A Rollin'」という85〜87年のライブ盤…

2009年の「みみのまばたき」

紅白でスーザン・ボイルのあとに上地雄輔がシマシマの頭と黄色い衣装で歌う(この曲は良い曲、と素直に思う)その後ろで観客が手に持つひまわりの群生が揺れているのを観ていると、来年の干支の虎とひまわりが色彩的精神的親戚に思えてきた(いや、思いたい…

割礼ワンマン@梅田ムジカ・ジャポニカ

昨夜は昼で夜だった。 いや、夜の前から昼の闇だった。 ライブの惹句にもあったように、まさに「真昼の闇」という感じのサイケデリアだった。 4時からはじまって、終わったら8時過ぎ…ふうう…。 昨日、自分のブログの過去エントリーを調べたら、2007年…

蝶番に接木する

右の画像はズルをしている。 今日はデジカメを持って出なかったので写真は撮っていなくて、これは去年の12月20日に市役所通りで撮った画像をアップしてみた。一年前は、このように黄色い葉に夕陽が射して、なんだか神々しい想いに駆られて撮ったのだけれ…

詩の雑誌「TOLTA」4号とチルドレン・クーデター@京都アバンギルドとFemale Vocalディスク3枚

先週からのこと、そして、今日のことです。小笠原鳥類さんに、ご自身のインタビューが掲載されました、ということをメールで教えてもらった、詩の雑誌「TOLTA」4号を、北海道の古本屋さんに注文していたのが、先週届いて、とても嬉しく読んでいました…

やっと、紅葉。旧グッゲンハイム邸で「ミン・シャオフェン / 田中悠美子 / カール・ストーン TRIO」

3連休では空振りだった箕面の紅葉も、今朝瀧道を登ってみると、じゅうぶんに深まっていました。 先週出勤時に駅から、お山を見上げる度に色彩が豊かになるようで、早くあそこまで登ってみたいなあと思っていました。 3連休には随分と行楽客が来ていたのだけ…

NOISE MUSIC, LOVERS ONLY?:ソルマニア 25周年ワンマン@難波ベアーズ

のっけから埒のないことなのですが、むかし、山田詠美の『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』について、「ソウルミュージック好きに限る(ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー)」なのか、「恋人たちのためだけのソウルミュージック(ソウル・ミ…

深まる秋を横目に:ビル・ホルム『NORTHWEST COAST INDIAN ART』フィリップ・ロベール『エクスペリメンタル・ミュージック 実験音楽ディスクガイド』

保険法改正のための対応に追われながら、いつまでたっても出状されない社内規定の業務ファイルをイライラ待ちつつ、勝手に深まっていく秋を横目でみている…そんな感じの一週間だった。火曜の休みは、午前中配達予定だった新調したスーツの到着を待って、その…

あんぷとみんぱくととーてむ。

IEを8にしてから、未だに「お気に入り」と「クイック・タブ」を押し間違える、みみのまばたきです。 ** 昨日はVOXのアンプを買いに梅田へ。 「DA5」というとてもコンパクトなサイズのデジタル・アンプです。 ギターなど持っていないにも関わらずア…

今夜なら大丈夫:千野秀一クインテット@ムジカ・ジャポニカ

仕事あがりに、梅田のはずれのムジカ・ジャポニカに千野秀一クインテットを観に行く。 7時半からの開演だったのですけれど、運良く2セット目に間に合ったみたいで、モンクの曲(?スティーヴ・レイシーもカヴァーしていた曲のように思えましたが、アヤフヤ…

Another Girl(Boy), Another Planet

壁をどうしてものりこえられない人に、どう伝えるのかということを考えている。 危機感だけを煽りたてるのは酷い事態を招くだけと知っているので、まずは具体的な部分を拾いながら、テクニカルな部分を指導していくのだけれど、そこに、その人の動機が乗って…

ボルヘス色のサブマリン:夢の回収と、小笠原鳥類さんのボルヘスについてのエッセイと、レインボーヒル2009

昨日、服部緑地公園野外音楽堂で「レインボーヒル2009」を観てきたあと、ビール>焼酎>ビール>ワインと飲み継いだお酒と、身体が冷えたのがまずかったらしく、頭痛が収まらなくなってしまったので(ヤニあたりもあるでしょう)、早々と9時に寝た。明け…

秋と蟲がウンベルト

涼しげな天気で、昨日に引き続いて雨でも降るのかと思って空をみたら晴れていた。紅葉にはちょっと早いこの時期に、いまさらもう夏ではありえないことをもういちど自分に念を押してみた。 昼過ぎにのそのそと瀧道に出かけると、自分の家の方からいくと瀧道の…

1981年2月の「ミュージックマガジン」:1981年の新譜に感慨…。

先のエントリーで最新作『マナフォン』を挙げてみたデヴィッド・シルヴィアンが表紙の「ミュージック・マガジン」1981年2月号です。 このころのJAPANは、アイドル・グループから脱却して、音楽的にもおもしろい存在になりかけ、といった感じの様子。こ…

音楽にひたる

シルヴァーウィーク最終日は、家でひたすら享楽的に読書しながら音楽ばかり聴いていました。 なんだろう。酷暑が去って、部屋で音楽をまったり聴いているのがとても馴染むようになってきた。 ありがたい。 テレビでは鳩山首相が25%をぶちあげて、巨人がリ…

1981年9月の「ミュージックマガジン」:フレッド・フリス:この夏の予定

来週一週間休めることになりました。 これを利用して東京行きを決め、帰りに、前橋文学館で開催されている鈴木志郎康さんの展覧会に行ってこようかと。 とはいえ、仕事の方がちゃんと片付くかどうか…この2日でなんとか形をつけなければなりません。ところで…

明けて濁流。わたしは、農夫ではない。

9時半頃、暑くならないうちに、瀧道へ。 濡れた路面を神社まで辿ると、蝉の鳴き声がわんさと降ってくる。 夜半まで(雨は)降っていたので、ここぞと鳴きだしたのだろう。梅雨にまだ終わるつもりがないようなので、蝉さんたちのスケジュールも押してきてい…

歩くから、書くし、歌う。:ソロー、ロバート・ワイアット曲集

みもこころも圧迫するような湿気が、今日はひさしぶりに感じられなかった。 夜の8時半に仕事あがりで、難波の町に出ると、風が絶えずに吹いていて、あんまり気持ち良いので、2週間振りくらいで、四ツ橋筋を、難波から梅田まで歩いた。 35〜45分くらい…

バット・アイ・ライク・トゥ・リワインド:『Re: カセットテープ(小笠原鳥類)』、雑誌『洪水』第四号

むしむしする日が続いていて。 山口では土砂崩れがあったりする。自民党も土砂崩れにあったりしているみたいだ。きっとこのむしむしのせいなのだろう。生きているうちにこんな自民党をみることが出来るとは…。 先の連休、中日の日曜日は、お世話になっている…

ノー・ニード・トゥ・リワインド:『phew×bikke』のカセット

ジャック・ブラックの映画『僕らのミライへ逆回転』(原題:Be Kind Rewind)を観た。 2回目になる。ジャック・ブラックは、いい。『カンフー・パンダ』でさえ、大好きだ。ジャック・ブラック扮する誇大妄想ぎみのジェリーが、発電所を破壊しようとして電磁気…

いやむしろ、だからこそ、食えないおっさんは素敵なのだ。Palestine, Misha & Stone

急に、今週の水曜、茨木の本社での集合研修にオブザーブで参加することが決定。内容を全く知らされていなかったので、オペレーターの手上げを捌きつつ、急ぎ資料を揃えて読み始める。今後の問い合わせの動向がかなり左右されそうなので気が抜けない予感。上…

読みつけている本・聴きつけているCD(ピーター・ガーランドとソニック・ユース)

『本の雑誌』でのレビューがおもしろそうで、購入。ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)作者: マイケルシェイボン,Michael Chabon,黒原敏行出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04/25メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 81回この商品を含むブログ (118件) を見…

箕面をぐるっと。

先週の木曜から家人が欧州へと長期の旅へでているので、今日は朝9時にノソノソと起き、庭の植物たちへの水やり。 金曜日に雨が降ったので土曜はいいかと思ったのだが、朝起きると灰色の雲が空を覆っていはいるものの、地上はちょっと乾いた空気が息苦しいよ…

雨宿にて

新型インフルの狂熱も去り、ようやく豚が悪くないことも弱毒性も周知され(?)、通勤退社時のマスク着用令も解かれた。午後になって瀧道を歩いて行くと、ふと強い日差しの供給が止まって(叢雲谷間に蓋をして)照り返しの乱舞がなくなり、ただ5月の午後の…

春一番2009@服部緑地公園

今年は、最終日の6日だけ、「春一番」いってきました。それにしても、毎年春一番にゆく日は雨が降ります。 http://haruichiban.sakura.ne.jp/haruichiban08/top-page-all/top-page-all.html あやふやですが、こんな順番だったかと。 5月6日(水) 1)夕凪 …

キヨシローが来ないの、とあの娘が電話かけてきた

ああ…、なんてことでしょう。EPLPアーティスト: RCサクセション出版社/メーカー: USMジャパン発売日: 2005/11/23メディア: CD購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (23件) を見るキヨシローを知ったときは、すでに「い・け・な・い・ルージュマジッ…

ミドリを、こころにかきこむ:津軽三味線とスティールパンのデュオを夢想する、Fleet Foxesなど

午後1時過ぎから瀧道。 モミジの若葉が、たらふく光を浴びているのが、目にうれしく浸みてくる。 谷川に沿ったカーブのひとつで、三味線を弾いている人がいた。 「迷惑なら、たちのきます」と殊勝にボール紙にマジックで書いたものを立て架けながら、弾いて…

マッチを擦ったら、日曜日:「さかな」のライブ@京都烏丸shin-bi、映画「MILK」、湯浅湾のセカンド「港」、J・ジュネ「花のノートルダム」

朝から雨。全国で雨。 これくらいの雨はいい。 家人が下のサンルームでたどたどしくキーボードをひく音の中で11時まで寝ていた。シャワー。 今日は京都へいくので、山は歩かない。「さかな」が京都に来るんだから。小笠原鳥類さんから、5月号の「現代詩手…

羊歯たちのザーウミ:大石雅彦『彼我等位』、Rufus Harleyのバグパイプ・ジャズ

運動不足を痛感して汗を絞りやすいように昼の一時を過ぎてから瀧道へ。軽めのウェイトを右手左手に持ち替えながら腕も怠けないようにする。4月の羊歯の緑は新鮮で麗しい。 植物にデジカメをぐぐっと近づけて接写するのが割と好きなのですが、羊歯が一番好き…

春酔、そしてEvelyn Glennieの『音に触れる』

ここ数日、仕事帰りには、桜の花の咲いた並木坂をわざわざ上からゆっくり下っていきます。 街灯の明かりに照らされて闇に浮かぶ桜が、運がよければ夜霧にうすらぼんやりと浮かんでいる姿をみることができまして、そうなると、お酒が入らずとも酔い心地ではあ…