みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2007-01-01から1年間の記事一覧

テレビで『カンブリア宮殿』。

『1000億円失った男が「地価高騰!再びバブルなのか?!」その真相を激白』を見る。ゲストはツカサグループ代表・川又三智彦氏。業者は今回の高騰は、物件の収益性に基づいたものでバブルではないと強調する。しかしその物件の収益性そのものがある種の幻想…

ウォーク・オン・ザ・「マイルド」・サイド:レインボーヒル2007@緑地公園

個人的な白眉は「ふちがみとふなと」のルー・リードのカバー『Walk On The Wild Side』でした。 このフェス、初めて来て吃驚したんですが、客層がかなり(僕と比べて)若い。この人たちにとって初めて観る「ふちふな」はかなりアダルトな味…

箕面の山で鹿に会う

先週、箕面の瀧を歩けなかったので、今日はその分も含めて、瀧の上の大日の駐車場(いつもながら缶ジュースや煙草、コンビニ袋などゴミを捨て帰るのはいい加減にしてほしい)から天上ヶ岳(役行者が昇天した処らしい)まで登ることに。 暴風のためかかなり大…

秋なので文学:モーリス・ブランショ『書物の不在』

今日は涼しいですね。 汗かかなかった日なんて何ヶ月振りなのかと。 頭の中に余裕もできるってもんです。 文学でしょう。ここは。 文学です。通好みの専門書を出す出版社、月曜社さんから出たモーリス・ブランショの『書物の不在』asin:4901477366という本が…

ロマンティックな音楽への補遺:崩壊し続ける「新建築」

さすがに3連休明けだけあって、今日は問い合わせに忙殺。 帰社時、梅田の紀伊国屋に辿り着いた頃には頭がくわんくわんしていました。先日完成した『Mag For Ears』の3号を読みながら、あらためて自分が、自分にとってのロマンやファンタジーを感…

ディスクレビューマグ:Mag For Ears Vol.3発売

色んな人がディスクレビューを書いた小冊子『Mag For Ears』の3号『音楽のファンタジー/音楽のロマンチシズム』が発売されました。通販もあります。 詳しくはこちらで→http://d.hatena.ne.jp/for_ears/ 全ての記事がディスクレビューという世にも…

ダウンタウンへくりだそう

とつぜん、『ダウンタウン』が聴きたくなってヤフオクで購入。 [rakuten:neowing-r:10028453:image] 架空のラジオ局仕立てになっていたことをはじめて知りました。 この頃のポップスを聴くとなぜかいのちがけな感じ(説明が難しい)がして、懐かしくも頼もし…

キャラクターズのファイヤーワルツ:東浩紀+桜坂洋『キャラクターズ』を読み了る

昨日のエントリに引き続きまして。 結論から言うと、僕は好きです。こういうの。 メタフィクションっぽいから好きなのか、といわれれば、はいそうですすいませんとしか言えませんが、モノガタリを書くモチベーションを作り出そうとしている態度が結果的に伝…

東浩紀+桜坂洋『キャラクターズ』を読み始める、ロバート・アシュレー『インプルーブメント』

新潮 2007年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/09/07メディア: 雑誌 クリック: 15回この商品を含むブログ (35件) を見るなにやら話題の共作を読んでみようかと。 今、5章。 現実の東浩紀と描かれる東浩紀と、それに応える東浩紀が登場して…

内田樹『私家版・ユダヤ文化論』を読み終わる、ポーキュパイン・ツリーのアルバム『デッドウィング』

昼飯から帰ってきたら、安倍首相が辞意表明を・・・次は麻生さん?今やるのは嫌だろうなあ。内田樹氏のブログははてなブックマークに入れているので、よく読んでる方(ではないか)と思いますが、実は著作をちゃんと通して読んだのははじめて。私家版・ユダ…

Purely,frankly,Suddenly,CardBoard!!:突然段ボール『純粋で率直な思い出』

「突然段ボール」はご多聞にもれず『ホワイトマン』が好きだった。 やっぱり88年に出た「レベル・インコーポレイテッド」で初めて聴きました。その中で一番好きな曲だった。何回も聴いた。いや今も聴きつづけている曲のひとつです。 「ほとんど判断停止にな…

脳内メーカーがタゴマゴに見える

ぐるりを囲んだ「金」が妥当かどうかはさておき、 まんなかの「忘・忘・忘」というのが鋭い気がします・・・。 脳内メーカーはこちらです。 ・・・どこかで見た絵面だとおもったらコレでした。タゴ・マゴ(紙ジャケット仕様)アーティスト: カン出版社/メーカ…

20年前から多分一日しか経っていない:MioFouⅡ

ミオ フー IIアーティスト: miofou出版社/メーカー: インディペンデントレーベル発売日: 2007/08/10メディア: CD購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (18件) を見るそう思うことにしても、この20数年ぶりのセカンドアルバムを聴いているときだけ…

ある種コンデンスな一日

行こう行こうと思ってはいた国立国際美術館で「ロシアの至宝展」。意外にも、かなり楽しめた。といっても個人的には中世のイコンとかのロシア正教が混淆の中でもがいている様が一番楽しめて、ロマノフ王朝以降は「要するに首がふたつの鷲なのね」と、不遜に…

だいぶ涼しくなってきました:高木正勝『pia』、柴田義松『ヴィゴツキー入門』

9月なんだからねえ。 今朝は6時半に起床して瀧道歩き。2週間前ならこの時間ですでに暑かったけれど、今日は空気も涼しく快適。新調したnewbalanceの「体外筋肉」シューズの慣らしも兼ねております。最近ブログを書けなかったのは、これまでの暑さに嫌気が…

<棚面>の方面へ:『ブンブン堂のグレちゃん』を読む

近場ネタのマンガが時々目に付いて、マンガ自体読むことが少なくっても、そういう作品ならこそばゆい思いをしたくてつい購ってしまいます。やはり地域愛が刺激されてもいるのでしょう。 小池田マヤの『バーバーハーバー』もそうだった。個人的には梅田や天神…

再訪の(そして常駐の)白昼夢国家:ソニックユース『デイドリーム・ネイション:Deluxe Editon』

本当に久しぶりにタワレコをうろつくと、ドアーズのアルバムが紙ジャケで全タイトルリイシューされている。 『太陽を待ちながら』などあの「とかげまつり」全編がボーナストラックでついているみたい。 これってライブ盤のやつなのか?この「ジ・エンド」と…

鼻むずむずに疲れ、耳鼻科にいく

くしゃみがこの半年いつでもどこでも出る。これまでベンザブロックで無理やり抑えてきたが、いいかげん鼻のムズムズ・フガフガ、そしてヘゲシハグシという激クシャミに耐えられなくなり駅前の耳鼻科へ。幼年より眼科によく通っているが、実は耳鼻科にいくの…

給料出たので本を買う

といっても文庫と新書ばっかり・・・(そして統一性なし)。決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)作者: 國貞克則出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2007/05/30メディア: 新書購入: 35人 クリック: 325回この商品を含むブログ (210件)…

ビヨンド・イノセンスその5@新世界BRIDGE 最終日のセッション大会のリスト

ああ・・・!この一週間ブログをサワっていませんでしたが、昨日NHKのドラマの感想をアップしたら、FBI最終日のエントリーに、なんと内橋和久さんからコメントを頂いていました!こんな場末のブログにまで目を通していただけるなんて・・・単なる音楽好き…

NHKで『鬼太郎が見た玉砕』を観る

暑すぎる。日差しの強烈さが毒々しい。日光に重さがあるんではないかとさえ感じる。 ので、昨日と今日は5時に起きて箕面瀧上までのウォーキングを敢行。別に早起きしているわけでもない。起き易い時間がその時間なのであって、この時間なら山に遮られて凶悪…

ふちがみとふなと@阿倍野・ロック食堂

ロック食堂でふちがみとふなとを観るのは2回目。 今日は渕上純子さんの誕生日だったので、観客もおめでとうムードでなんだか去年よりもずっと一体感があった。 セカンドソロの録音が終えたところという船戸さんのコントラバスを至近距離で聴けるだけで文句…

阿久悠

家に帰ったら、NHKで阿久悠の追悼番組*1をやっていた。 麦酒片手に観ていたら、最後までやめられなくなってしまった。『「ノイズ文化論」講義』の宮沢章夫ではないけれど、歌謡曲とニューミュージック的なものをできる避けて、マイナーなロックから見えて…

あがた森魚『乗物図鑑』

乗物図鑑アーティスト: あがた森魚出版社/メーカー: BRIDGE INC.発売日: 2007/02/20メディア: CD購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (11件) を見るちょっと前に買っていたものを聴く。ジム・オルークなんかがこのアルバムの熱狂的ファンらしい。 い…

読書中:原 宏之『言語態分析―コミュニケーション的思考の転換』

本屋の棚の佇みながら「言語態」というコトバが気になってはいたのですが、買ってまで・・・と思っていたんですが、先日読んだ『東京大学「ノイズ文化論」講義』に著者の原 宏之氏が登場。著書の『バブル文化論―“ポスト戦後”としての一九八〇年代』について…

デレク・ベイリー『Standards』

Standardsアーティスト: Derek Bailey出版社/メーカー: Tzadik発売日: 2007/06/26メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る2002年にリリースされて今だに売れ続けているらしい『Ballads』asin:B000063BUWの続編・・・という…

フェスティバル・ビヨンド・イノセンスが終わって。

参院選、自民が大敗。民主が優れているわけじゃないだろう。年金問題も要素の一つであって、小泉政権のツケが回ってきたってことだろう。昨日は、そんなニュースを横目でみつつ、先日のFBIの感想をずっとほったらかしにしていたのでなんとかまとめないと、次…

11th(&The Last)フェスティバル・ビヨンド・イノセンスその4@新世界BRIDGE

はやく書きたいんですが、なかなか時間がつくれない・・・←と書いておいて、一日たってやっと書いてます。記憶が散漫に・・・。感無量の最終日(といっても前年度からの浅い人間ですが)。昨夜泊まったカプセルから会場に向かう。10時前に着いたら誰もいな…

11th(&The Last)フェスティバル・ビヨンド・イノセンスその3@新世界BRIDGE

最後のFBI3日目。会場一時間前に着いたのにもう20人くらい列ができていた。19日にもみかけた顔がやっぱり多い。 ①opening live --- チョモランマ / neco眠る 観客を出迎えたのはチョモランマ(Dr+シンセ(サンプラー?))のスペースロック。しか…

11th(&The Last)フェスティバル・ビヨンド・イノセンスその2@新世界BRIDGE

今日は仕事でいけません。