現代音楽
『Burdocks(ごぼう)』(70年)は、クリスチャン・ウォルフの代表作といってもいいのだろう。ソニック・ユースの『Goodbye 20th Century』でも採り上げられていたが、本CD収録の演奏は、アザーマインズ・フェスティバルでのもの。ライナーではウォルフ自身は、…
ケージと共にアメリカ実験音楽「ニューヨーク派」を代表するフェルドマンの1984年作の記念碑的作品(らしい)で、CD4枚・4時間超の長大な曲。この大曲は、友人でもある画家のフィリップ・ガストンに捧げられているが、その境界が果てしなくぼやけていく…
今に始まったことではないのだろうが(80年代が特殊すぎた)、ジョン・ケージは一般的な「趣味」としてはどうしても受け入れがたいものがあるようだ。代表的に思えるのが、菊地成孔氏が「200CD 菊地成孔セレクション―ロックとフォークのない20世紀 (学研200音…
ジョン・ケージに易経を教えたというクリスチャン・ウォルフ。マイケル・ナイマンの「実験音楽―ケージとその後」では、アメリカ実験音楽の始源でもあるニューヨークスクールの一人として、アール・ブラウンと共に、ケージやフェルドマンより過激な印象を残す…
キャリアの初期デレク・ベイリーやトニー・オクスリーと「ジョセフ・ホロブロック」という名のトリオを組んでジャズのメソッドから自由な即興演奏を探求していたブライヤーズですが、その音楽的関心は次第に「即興」から距離をとり「作曲」へと向かっていっ…
ガリガリしたグリッチとかのノイズだと思って試聴したら、思いのほか伸縮性のある音が粒だっていたので。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ということでタワーレコードに負けた。完敗でした。
実験音楽が続いてしまいますが、これは極めつけの一つ。 メンツをみてもわかる通り、真性のアメリカ実験音楽第二世代(第一世代はケージとかフェルドマンでしょうか・・・)によるアンアーバーで繰り広げられた熱い時代のドキュメント。こんなんあったんか!…
Tzadikからでる作曲家紹介シリーズに、数年来にお世話になっていまして、大分前になりますが、ゴードン・ムンマのライブエレクトロニクスとかクリスチャン・ウォルフの「Burdocks」とか、マーク・リボーの作品では、現代音楽のおもしろさを教えてもらいまし…
随分以前になってしまうけれども、ジョン・ケイルの前衛時代のまとまったリリースも含めて、Table of The Elementsってすごい。 これは、私の「神」ソニックユースの先祖にあたるノー・ニューヨーク世代のパンク作曲家ライス・チャタムの70年代後半の全集に…