みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

Mark Applebaum

 Tzadikからでる作曲家紹介シリーズに、数年来にお世話になっていまして、大分前になりますが、ゴードン・ムンマのライブエレクトロニクスとかクリスチャン・ウォルフの「Burdocks」とか、マーク・リボーの作品では、現代音楽のおもしろさを教えてもらいました。
これももう数年前に手に入れたCDで、 ダルムシュタットのBrian Ferneyhough(ファニホウと読む)の弟子の人みたいです。Ferneyhoughの弟子らしい音の密度が新鮮です。
ピアノやフルートの独奏なんかは、おそらく超絶技巧なんでしょうが、そういうのを超えて
一つ一つの音が水際立っているのが伝わってくる。現代音楽的なセオリーを踏まえつつも
ジョン・ゾーンとかフレッド・フリス(全然違うけど)なんかのフリーな感覚がある、ように思える。
一曲目のファニホウのパーカッション曲「Bone Alphabet」をいろんな音とリミックスした曲が特にいい。もっとファニホウを聴いてみたくなったものです。