みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

極私的『Branches』覚え書き1


おそらくひどくのろのろと進むであろうこの企画を「極私的『Branches』」命名してみました(鈴木志郎康さんすいません)。「美大惑星」に引き続き、個人的な愚行権の行使とお考えください。

とりあえず『Branches』についての情報をまとめてみることに。

▼参考URL
『Branches(枝々)』(1975)についてはこちら→
http://www.johncage.info/workscage/branches.html

『Branches(枝々)』の元になっている『Child Of Tree(樹の子供)』(1976)についてはこちら→http://www.johncage.info/workscage/childoftree.html

ネクスト・マッシュルーム・プロモーションさんが主催したイベント『ジョン・ケージ完食』での演奏記録→http://homepage2.nifty.com/kinoko2001/archives/cage/branches/branches.html
かなり具体的。
これを読むと、大体わかりそうなものではありますが、でもせっかくなので自分でスコアを取り寄せてケージの読みにくい手書きの英文を訳しつつ誤読し失敗する(むしろそこが愉しみ)ところも含めて味わってみたい、と思っておりますので、どうか生暖かく見守ってください。


『Branches』は、8分のパフォーマンスのための『Child Of Tree』を発展させたもの。ゆえに『Branches』の指示書を読み始めると、いきなり

『Child Of Tree』を参照し、1〜8分の『Child Of Tree』のパフォーマンスを行ったあとに、易経で決めた1〜8分間の沈黙を挟みなさい。

とある。ということは、『Child Of Tree』の詳細がわからないとどうしようもない?ということでEdition Petersに『Child Of Tree』のスコアを発注(くどいですがスコアといっても指示書です)。これもケジメです。
それから、その沈黙の長さについては

8のテーブルを使いなさい。

とある。8のテーブルというのも『Child Of Tree』に書いてあるんだろか。『Branches』で使用する楽器(植物?)を決定するための「10のテーブル」は、この『Branches』の指示書に書いてあるので、多分そうなんだろう、と検討付け。上記のネクスト・マッシュルーム・プロモーションのページの<チャート>の説明通り

1[1-8], 2[9-16], 3[17-24], 4[25-32],5[33-40], 6[41-48], 7[49-56], 8[57-64]

となるんだろうとは思いますが・・・。
ちなみにこちらの『Branches』の指示書には、楽器(植物?)の選定に使う「10のテーブル」=10肢のチャートが書いてあって、下記の通り(記法は上記に準じました)。

1[1-7],2[8-14],3[15-20],4[21-26],5[27-32],6[33-38],7[39-44],8[45-50],9[51-57],10[58-64]