落語
レンタル屋ではじめて落語のCDを借りる。桂米朝と古今亭志ん生を一枚ずつ。落語は一度ちゃんと寄席できいてみたいけど、なかなか適わない。先ず志ん生の「猫の皿」をきいてみた。ドラマの「タイガー&ドラゴン」でも採り上げられていた有名なはなしですね。やっぱりおもしろいというべたな感慨は何箇所かあったけど、むしろ初めて音だけで接するものとしては声色の変化がやっぱり聴きどころだった。
最近デレク・ベイリーの音楽のことを暇なときに考える癖になっていて、例えば落語で今話していたのとまったく違う話をやりはじめてたらどうなるだろう、などと埒のないことぼおっと考えてしまったが。後でよく考えたら、三題噺という落語ならではの「即興」が既にあったのだった。