みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2色スパゲティ、ヘッドフォン・コンサート、Bimidori、The Internet

4日(土)
昼ごはんを作る担当になったので、明太子パスタとアボカドパスタの2色パスタにすることに。
明太子のほうはいつも作っているレシピで。一応家人にもおいしいといわれているのでとりあえず安心している。アボカドのパスタはインターネットでレシピをふたつほどみて混ぜ合わせてみることにした。
3人分なので、アボカド2個の身を出して、マヨネーズ、マスカルポーネ、パルメザンチーズを混ぜ合わせて最後に、わさび、醤油で味を調えてみた。

このペースト状態のアボカドペーストをなめてみると割といい感じの微妙なバランスがあったので良しとしたのですが、最後にどうやら失敗。
いつも明太子の方は、ペーストと麺をできるだけ馴染ませて混ぜられるように、ザルで湯を切らずにトングで茹で汁がボトボト滴るのをゴバッと皿に盛る方式を採用していますが、アボカドにもこれを採用してしまったのがよくなかった。茹で汁で薄まったアボカドペーストの味はうすぼんやりとしてしまい、なんだかよくわからないし物足りない味に。
次回は、アボカドの方はまず麺をちゃんと湯切りする。それと、レモンか生わさびとか高菜で味を際立たせてみよう、かと。

VIVAもみ海苔。
しかし、もう少し綺麗に盛り付けんとな…。

パスタを作ってる間にずっとかけていたのは、前の日にNewToneRecordで手に入れた「Bimidori」のミックスCD『Um norte arboriza』

難しい事はよくわからないのだけれど、「南米系」(おおざっぱ)のギターと歌、ピアノが緩くとみえて緻密につながっていくのが気持ち良い。ミックスCDでこの感触はなかったなあと思う(そんなに聴いていませんが)。
家人にも受けてました。

***
少し遡って。
1月29日(日)
風邪気味が続いて、なんどか行きたいライブも見送ったりする日々ですが、かろうじて先々週は、STINAというオーストラリアのパース在住方の日本ツアーの大阪をYTAMOさんがプロデュース、との事と、観衆がみんな見ヘッドフォンをつけて聴くコンサート、とのことで、天王寺喫茶エーボンに行ってきました。

エーボンは3階建てのビルで、元は昔ながらの純喫茶だったようす。今ももちろん1階の喫茶部分は喫茶軽食として営業しておられるが、イベントスペースとしてもかなりおもしろい運営をしてこられている様子。今回はこの1階〜3階を全部使用してのヘッドフォン・コンサート。

1階の喫茶店は、小物やCDが置いてあって細かな気配りがされていてくつろげる雰囲気。一応予約していったので、店内に入って名前を告げて支払をすると、COBYのラジオ無線機を貸してもらえました。そこにお気に入りのものを持参するように勧められてもいたヘッドフォンをつなぐと、すでにオオルタイチさんのDJが始まっていた。
1Fの奥の別室ではYTAMOさんの、3階ではメインのSTINAと半野田拓さん西川文章さんのライブがあり、この無線をつけて店内を移動すると、近くの音楽が聴こえるという趣向。

年明けに、Mount Kimbieのライブでお客がみんなヘッドフォンをしている映像をYoutubeで観ていて、これもありだなあと思ったので、これも興味があった。

3階最初は、西川文章さん、鉄管にザラザラとなにか豆のようなものを落とす音が、ヘッドフォン越しにクリアーに粒々と聴こえる・・・マイクを瓶の中に突っ込んでエコーを引き出したり、さすがに音の鳴りへの神経が行き届いたものでした。
半野田拓さんはギターとサンプラーを使った演奏。この人も、音の粒だちがいつも好きだ。
最後はメインアクトのSTINAさんだったが、あいにく機材の到着が遅れるなどで、決して本調子のパフォーマンスではなかったようすでしたが、柔らかいメロディでヘッドフォンでとろけるような時間だった。

割と明るい陽のあるうちに始まったのだけれど、だんだん夜になってくると3階は、暗い夜の闇の中のキャンプでお話を聴きに集まっているかのようないい感じに。


ライブというと、演者が出した音が会場の空気を震わすあの感じがやっぱりたまらないとは思うのだけれど、ヘッドフォンの場合は、会場の鳴り方に左右されない演者がモニターしている音のそのもののリアルタイムを楽しめ、それは臨場感という意味では、生耳に劣るわけではまったくないという事があるのかもしれない。とにかく僕は問題なく楽しめました。

**
最近良く聴いたCD。

Purple Naked Ladies

Purple Naked Ladies

オッド・フューチャーから出てきたThe Internetの『Purple Naked Ladies』。本家のタイラーさんはどうも苦手だったですが、このCDはお気に入りになった。ジャケット通りの中間色の音の玉手箱で、どこか昔のニューウェーブな香りも織り込まれたようなサウンドの中で女性ヴォーカルがクールに漂う(ヴォキャブラリ無いな)。「She Don't Give a F**K」とかコカインを歌ったり、一筋縄ではいかない感じも。ヒップホップであろうとなかろうと、これは面白い。好き。