紅葉みおさめなど Morteza Mahjubi,Swans,安藤裕子,William Parker
沖縄の知事選とか(なぜ前回より投票率が落ちるのか?)、米韓合同軍事演習とか大変な日でしたが、NHK大河で『龍馬伝』の最終回をちゃんと観た。
(後日、肝心の暗殺シーンで選挙のテロップがデカデカの流れたことに対して、苦情が200件ほど入ったと知りました。たしかにアレはひどかった。)
いろんな意味で通常の「大河」の表現方法を問いなおしていた一年だったなあと思う。
龍馬を斬った見廻組に、市川亀治郎だけでなく、ミュージシャンの中村達也とSIONをもってくるのも自分にはそんななかのひとつのように思えました。中村達也もSIONもほとんどしゃべってなかったけれど、生っぽい存在感は醸していた。
このあとは『坂の上の雲』があるし、来年は豪姫(と書いていいのか?)で上野樹里か…予告編見てたら映画『豪姫』(懐かしい)の宮沢りえも出るんだねえ。
『ゲゲゲの女房』が全国的に評判だったこともとても嬉しかったし、今年はNHKさんにお世話になったな。
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昨日は、今年の紅葉も見納めと思って、瀧道へ。
紅葉狩りのひとたちの波につかまらないように朝8時半くらいに家を出て正解。一週間経つとやっぱり紅葉も深まっていて、滝の上のビジターセンターでは朝靄に包まれて、黄金色から鮮やかなオレンジそして朱色へのヴァリエーションにみたされた世界がありました。
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Song of Black Tulips / 黒いチューリップのうた
- アーティスト: モルテザー・マフジュービー,Morteza Mahjubi,モルテザー・ザーヘディ,Morteza Zahedi
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- 発売日: 2010/10/20
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- アーティスト: New England Conservatory Orchestra,Joshua Pierce,John Cage
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My Father Will Guide Me Up a Rope to the Sky
- アーティスト: Swans
- 出版社/メーカー: Young God Records
- 発売日: 2010/09/21
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スワンズ休止からのマイケル・ジラは、もちろん自身のYoungGodsレーベルからのAngel og Light関連リリースやフリーフォークへの関与など十分に濃厚なものだっただけに、「いまさら」という言葉は決して使いたくはありませんでしたが、今スワンズの意味が果たしてあるの?とは思ったけれど…十分に意味はあったみたいです。
もちろん、それこそ『COP』あたりの呪詛に満ちたジラの咆哮は聴ける筈もないのだけれど、冒頭曲のスぺーシーに鳴りみだれる鐘の音に続いて、10年ちかくの歳月をひとっとびして鳴らされるトレードマークといえる強迫的なビート「スワンズ節」…それも確実に、Angel of Lightなんかでの深い歌の世界を通り抜けていることを感じられるところが好いですね。出会い頭にいきなり殴らずに、聴き手の深いところに届いてから揺さぶる方向に転換したジラの歌も新生スワンズにやっぱりふさわしい。
『COP』の裏ジャケのオリジナルスワンズの凶悪犯めいた4人の写真にびびりまくっていた人間としては、できればロリ・モシマンにも合流してほしかったですが…。
- アーティスト: Swans
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- 発売日: 1993/05/18
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- アーティスト: 安藤裕子
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なので、自分の印象は、安藤裕子をちゃんと追って聴いているひとからすると完全に的を外しているものというのはよく自覚しているのですが、通して聴いて感じたのが、なんて多くの「うた声」が入っているんだろう、というもので…ほとんど、初めてキャプテン・ビーフハートの『トラウト・マスク・レプリカ』を聴いたときの心地よい「とまどい」に近いものを感じました。
あの「鱒仮面複製」アルバムは、ハウリング・ウルフとフリージャズの邂逅というよりも、いかにドンの声が豊穣に含有されているか、をこそ聴くべきアルバムだと思います。『問うてる』とか、いい歌だなあ。口ずさみそう。
- アーティスト: Captain Beefheart
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I PLAN TO STAY A BELIEVER: THE INSIDE SONGS OF CURTIS MAYFIELD
- アーティスト: WILLIAM PARKER
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ものすごく広く旺盛な音楽語彙をもっているひとだから、一枚一枚がどう、というのは難しいけれど、新作がそれぞれ、それこそ誰でも知ってるCURTIS MAYFIELDに、もう一方が自分の伯父さんに捧げられているというのがおもしろいです。狭義のフリージャズではくくれないフリーさを音楽に込めることができる数少ないひとのうちのひとりだと思う。
- アーティスト: William Parker
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- アーティスト: Peter Kowald,William Parker
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文庫化されたミルプラトーの中巻を拾い読みしています。通し読みというものが困難な著作だから、こういう拾い読みに文庫三分冊化というのは非常に助けになります。市田良彦の『ランシエール』を読んでから、そしてここ数か月では佐々木中の『切り取れ…』を読んでから、ちゃんと読みたいと思ってきた「リトルネロ」の章。リトルネロについての章でありながらいまひとつ理解ができなかったのが、今日、寝ころびながら拾い読みしていて、むしろその前章である「強度になること、動物になること、…」に、リトルネロについてはかなりはっきりとしたことが書いてあることに気付いた。- 作者: 市田良彦
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切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話
- 作者: 佐々木中
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