みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

ラブジョイ@新世界BRIDGE

nomrakenta2007-06-17


BIKKEさんが冒頭言ってらしゃいましたが、ラブジョイがソロでBRIDGEで演奏するのは、最初で最後。
8月にはフェスティバルゲートそのものの閉鎖に伴い、新世界BRIDGEも閉店してしまうわけですが・・・個人的にやっと、居心地良いところを見つけたのに残念でなりません。こんなスペースが大阪で実現されることはもうないんじゃないかと思う。未練たらたらだけどもこれから7月最後のFBI(フェスティバル・ビヨンド・イノセンス)まで出来るだけ通おう、と決めました。
で、ラブジョイ。実はBIKKEさんの歌を聴いたのは昨年の京都磔磔での「さかな」のライブで「JB」が初めてでしたので初心者だったのですが、最初こちらがひるむくらいにまっすぐな歌に気圧されながらも途中からじ〜んときました。
名曲「at home」はもちろん、前半の曲(すいません曲名がわからない。今会場で購った『かけがえのないひとととき』asin:B0009AM7OSを聴いて確認してるんですが・・・)でのゆったりとして厚みのある音が次第に駆け上っていく感じ、なにかに似ていると思っていたら、Velvetsの「Ocean」だった。もちろんラブジョイにはルー・リードのニヒリズムなど皆無、歌の世界はドラマティックなくらいで、世界感が違うけれど、なにかあの大きなうねりを思い出させてくれました。
最後の曲はBIKKEさんがはじめて作った曲とのこと。BRIDGEという「かけがえのない場所」への想いが込められていました。みんな同じ想いだったんではないだろうか、などと考えるのはやはり感傷的すぎるんでしょうか。
歌うべきうたをきちんと歌っていくラブジョイ。また聴きたいと思いました。