最近のはまりもの:高橋悠治のゴルトベルク、イトゥリ森ピグミーの音楽、藤枝静男『田紳有楽;空気頭』、島田裕巳『中沢新一批判』
最近ペペロンチーノの普通の作り方がやっとわかった(恥)。茹で汁でからめるのだった。そりゃ、焼きソバみたいになりますわ。大蒜玉葱ベーコンなんぞをコマ切りにしながら麺を茹でて、喰い始める頃にはこのCDが終わるので、もう一回聴くのですね。
- アーティスト: 高橋悠治,バッハ
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2006/06/21
- メディア: CD
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確か2000年だったと思いますが、東京オペラシティ リサイタルホールにフレデリック・ジェフスキーがピアノ弾きにきたとき*1、高橋悠治氏が観に来てたような記憶が・・・(まちがいかも)。
- アーティスト: 民族音楽,イトゥリ・ピグミー
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2000/07/05
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素朴なポリフォニーの伴奏にのっかるというより、間を縫うように歌われる茫洋とした節回しに、ブルースの原型のような「味」を見出してみたりして。
- 作者: 藤枝静男,川西政明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/06/05
- メディア: 文庫
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読んでるうちに川上弘美の不思議な味わいの短編の数々(特に『龍宮』収録)が、この『田紳有楽』への愛情に溢れた変奏のように思えてきた・・・のはやっぱしゴルトベルクのせいなのか。
- 作者: 島田裕巳
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 単行本
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著者は中沢新一の大学院時代の友人とのことです。有名な過去におけるオウムへの中沢新一の関与と、その件についての沈黙を糾弾している。
オウムへどのような関わりかたをしたのか?というのは本文が詳しいわけですが、「もっとサリンの犠牲者が多ければ・・・」とか「政治的に失敗した」とか確かに目をひく発言ではあるが、特にグルイズムの絶対化に関して、中沢新一の『虹の階梯』の信者への影響が甚大だった、というのが肝であるように読めた。オウム真理教が創価学会を真剣に敵視していた、とうのもすいません初めて知りました。
個人的に、割と中沢新一の饒舌さにわけもわからずページをくっているときが多いように思うので、ドゥルーズ+ガタリなんかに対するソーカルの『知の欺瞞』みたいなストッパーになるかな、と思ったんだが、初めて知ったこと、確認できたことは多かったが、感想的にはやっぱり「黒幕」といえるようなもんではないような気がする。
ただ上祐史浩前教団代表が今も件のグルイズムについて中沢新一が信者に与えた影響について、何か言ってほしいと、発言していたことは知らなかった。たしかになんらかのコメントはあってもいいのかも、とは思ったりしました。
柄でもないのでこの辺りでやめときますが。