Vフォー・ヴェンデッタを観ていると教育基本法改正案が。
昨日、帰宅すると鈴木志郎康さんから映像作品のDVDが到着していた。今回は85年〜90年代のもの。じっくりと時代と作風の変遷を捉えながら年代順に観ていくことができる貴重な体験をさせていただいています。またエントリー書きます。
教育基本法改正案、可決。
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やはり、というか、ドゥルーズ=ガタリからの引用が一番多いですが、ありがちな「D+Gが言ってるから私もそう思う」タイプの文脈をそのままパクッてくるような違和感あふるるかたちではなく、著者の思考に共鳴してくる部分だけつまんでくる感じでいい距離感がある。
国家は法にしたがわなくてはならず、それによって国家の暴力実践はさまざまな制約をうけてしまう。ならば、国家は法そのものをとり払ってむきだしの暴力によって統治すればいいかといえば、決してそうはならない。というのも社会のなかで唯一、法にもとづいて暴力を行使できるということが、国家の国家たるゆえんだからだ。
法を制定し、みずからの暴力を法にもとづいたものにすることは、暴力を合法なものと違法なものとに分け、合法的な暴力の唯一の担い手としてみずからを定立するためには不可欠の手続きである。p.89
まあ・・・そうなんでしょうけど。そういえば今日は音楽を聴かなかった。そんな日もあるのです。