みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

ライ・クーダー『チキン・スキン・ミュージック』

実は最近のライ・クーダーのことはよく知らない。「ブエナ・ビスタ」もあんまりピンとこなかったし、そういえばライ・クーダーって、このアルバムしか持っていないし、そもそも自分の中のどのタイミングでライ・クーダーを聴こうなどと思ったのやら、とんと記憶もないという無様な状態だが、やっぱり年に何度かは無性に聴きたくなって、このアルバムに立ち戻ってしまうのが不思議だ。「グッドナイトアイリーン」やベン・E・キングの定番が入ってるのもいいし、フォークやらハワイのスラックキーやらミキシコっぽい感じ(TEX MEXというのですか?)やらで、相当ごった煮な筈なのに、トータル的にはゆるゆるといい湯加減で、いつもホッとしつつ新たな驚きのある音楽であり続けてくれる。