蝶番のような日、にしなければ。
スタッフが二人当日休み。しかも月末。なんとか11月計上に差し込もうとする代理店からの問い合わせが殺到するのは目に見えているのに、5時あがりの人間をひきとめようともしない管理者には呆れてしまう。受電数はひとり3〜4割増しである。しかし、不思議なことに臨界点でこそ、ひとりひとりのパフォーマンスはあがるのでもあります。
帰りの電車の中で東洋経済のサブプライムの記事を読む。自分の投信が食い込んでないことを確認しミクロな安心(遅いが)。
帰宅したらアマゾンのマーケット・プレイスで買った藤井貞和の『湾岸戦争論』が届いていた。
最近、藤井貞和に嵌っていて比較的最近出た『詩的分析』と『言葉と戦争』も寝る前に一章ずつ読んでるのですが(この2冊が就寝時で、朝通勤時には斎藤環の『メディアは存在しない』がくるので、プライベートな読書脳はとてもおもしろいことになっています)、その専門的な知識には当然ついていけないところの方が多く、戦後民主主義ど真ん中なスタンスにも自分とのズレを感じますが、詩的な跳躍のように読めてもなおその草紙地に論理が走っているさまには感じ入るところ多々で、現実的に役に立つというのとは別の次元で、当分自分が必要とし読んでいきそうな気がしているわけです。
『湾岸戦争論』は、80年代に瀬尾育生との間に起こった論争(現代詩の世界では有名らしい)のテキストを収めていて最近出た『言葉と戦争』の前哨戦的著作といえるのかも。
なにがイッツウォーだ。ファックユーである
という詩人らしからぬ呪詛が読めます。詩人の常温をはみ出している、いうより詩人であること自体、言葉を発する人間自体が揺らいでいるわけか。
今日はどうも書いていて、胆力がない。
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明日は阿倍野のロック食堂での『ふちがみとふなと』のライブへ行って来ます。お客がマックス20人くらいのバー内でのアンチームこの上ないライブもこれで3回目。そしておそらく今年行く最後のライブだろうかと。
明日以降は、充填していけそう、か。
ジョン・ケージの『Child of Tree』の楽譜も昨日届いたところなので、落ち着いて読み込んでいかないと。
昨夜はDISCASから届いていたDVDで『アメリカ家族のいる風景』を。
『パリ、テキサス』から20年ぶりにヴェンダースとサム・シェパードが組んで話題になった映画。原題は「Don't Come Knocking」。ひさびさに感服するほどセンスのない邦題だと。サラ・ポーリーの顔がいい、が全体的には微妙な味わいでした。
あんたは臆病者(カワード)よ、ハワード。あら韻を踏んでるわ。
と激昂しながら次の瞬間、自嘲に切り替わるときのジェシカ・ラングの表情。流れるような自然さ。
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