本町NuoohでのBoilerz、Henry Threadgillの7CDSET、瀬川深『チューバはうたう』
6日(日曜)、キリヒトとBoilerzが出るとのことで本町Nuoohのイベント『ototonari』。
ボナンザス、キリヒト、ともに初めて見る。ボナンザスはうわさ通りのテンションと爆音。キリヒトは10年くらい前からずっと見たかった。でやっと見た。さすがの迫力&上手いと思った、が…残念ながら途中で耳がしんどくなってきてしまった。花粉症で本調子じゃないみたい。
トリは一番生音に近いBoilerz。正直、ボナンザス、キリヒトの後じゃ分が悪いのでは?としょうもないおせっかいな気持ちがもたげていたのは確かですが、この日のBoilerz、今まで天婦羅屋「若松」での完全生音とウツボ公園のブラジルカフェでの西滝太さんとの共演の二つしか聴いていないのだけれど、最高にぶち切れていた。疾風する走馬灯が怒涛するワンセット40分間切れ目なしで完全無欠の演奏でした。
最初、爆音キリヒト後のチューバ(真空管アンプリファイド)とドラムセットの演奏に場内の空気自体が上手くついて行っていなかった。そんな空気を反映してか、おふたりの演奏も出だしの数分、少し試し・合わせで滞っているように聴こえた。それが、徐々に二人の演奏が空気に馴染んでいって、客はどんどん演奏するBoilerzの二人の前に進み出ていった。高音、打楽器的使用で慣らしを終えた高岡大祐さんがマウスピースをセットしてチューバをブロウし始めると、もはやBoilersの音楽の決壊を誰も止めることができなかった。演奏が終わった時の客の感嘆・狂喜の歓声は長く続いた。ぐったりと放心したようなお二人の姿は目に灼きついた。
Boilerzの東京ツアー、東京の方がうらやましくてなりません、ほんと。
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今週、年度末ということで、仕事がかなり抜き差しながらい状態。帰宅後頭がしばらくぼうっとしてしまうのだけれど、5月のイベントに向けて、フライヤーをコツコツ作成。どうやら目途がつきそう。
しかし、印刷用のデータをつくるなんて何年ぶりだろう・・・自分自身のため、であればむしろ初めてなのかもしれません。
といいながら、昨日はタワレコに久しぶりに立ち寄ってぶらぶらしていると、これを発見。

The Complete Remastered Recordings on Black Saint & Soul Note: Henry Threadgill
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火曜と水曜で読んだのが、昨年購入して積読だった瀬川深『チューバはうたう mit Tuba』。

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