極私的『Branches』覚え書き2:『Child of Tree』タイトルの出典
『Branches』の元になった8分のインストラクション『Child of Tree』のタイトルがジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』から採られた言葉ときいて、調べようと思って日曜に図書館にいくが、見事にジョイスの本が無い!(文庫で『若き芸術家の〜』があるのみだった)ので、「joyce child of tree」でぐぐってみましたらブック検索でどんぴしゃり。こりゃすごい。
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すごいことになってますね(←馬鹿?)。確かにこれだけの用ならわざわざ本を購入する必要はないわけで。
よくブック検索が万能になったら書籍が売れなくなるんじゃないか、みたいな危惧があるようなことを読む気がしますが(?)、多分そんなことはない。少なくとも自分自身を考えれる限り、本を購入することがなくなることは想像ができないわけで、こうしたブック検索の状況がもしもっと充実したとしても(いや、数年で充実するんでしょうけれでも)むしろ無駄な購入を本当に必要な本の購入に回せるようになると思う。
「読みたい」と「調べたい」というベクトルの違いは容易には埋まらないのだ、と。
なぜこんなにむきになるのかというと・・・同様に『john cage child of tree』で調べると、『Child of Tree』のインストラクション内容をかなり抜粋している書籍のページが検索されるのであり、そうなると「楽譜」をわざわざ発注した私は・・・ということになるからです。まあ気にしない気にしない。
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