ワイヤー:Live at the Roxy/Live at the CBGB Theatre
最近、滝道歩きの運動BGMに初期ワイヤーが意外に合うのを発見。
Live at the Roxy / Live at Cbgb Theatre
- アーティスト: Wire
- 出版社/メーカー: Pink Flag
- 発売日: 2006/11/14
- メディア: CD
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「バンド組んでから楽器の練習をした」とか「ロックでなければ何でもいい」という名言を吐きながら(って当時を知りませんけども)登場した77年のロンドンThe Roxyでの2日連続のライブが一枚目。長くても2分くらいの短いシンプルな曲を殆ど切れ目なく演奏の金太郎飴状態。しかも4月1日と2日でセットリストも殆ど同じ。なんかコンセプチュアルな罠に嵌っているかのような錯覚が・・・(それはない)。ガレージパンクといえばそれまでですが、「ロック以外」を目指しながら首の皮一枚つながった(あるいはもがいていた)状態のバンドの生々しい感情(たぶんイラつき)が伝わってくる気もします。「Lowdown」なんかは、やっぱりワイヤーがやるからこそおもしろいテイストの曲だなあ、と。
二枚目は1978年、セカンドアルバム「Chairs Missing」の時期のニューヨークCBGBでのライブで、すでにパンク的な縦ノリとはかけ離れた空間彫刻のような音づくり(荒削りだけどもそこが魅力)。
ライブ写真も一年前のパンク小僧っぽさ漂うものからすでにスタティックな風情が。
「ほら、これが欲しいんだろ!」とばかりに叩きつける部分も残しつつ、独特の不定形でクールな曲へ変化。パンクを期待してきたであろうCBGBの観客の顔が見れないのが惜しい。
イントロによっては、ピンク・フロイドの一枚目(夜明けの笛吹き?)のような瞬間もあり、ミニマリズムのロックと片付けるよりも、ダイエットしたサイケといってみたい気もしたりして。
- アーティスト: Wire
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- アーティスト: Wire
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