読書中：佐藤優『自壊する帝国』

今更ですが新書「インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)」がおもしろかったので手にとってみました・・・。

自壊する帝国

佐藤優氏が外交官として間近にみたソ連という帝国の崩壊過程が生々しい。
というより、その体制の二重性の中に、崩壊の要因が潜在的に含まれていたことがわかりやすく登場人物の口から語られていきます。
出てくる人間が、ことごとく素晴らしい程に「胡散くさい」（笑）。
まだ途中ですが、なんだが村上龍の『愛と幻想のファシズム』ISBN:4062014319の興奮に似たものが。
先の新書も含めて、この本自体も佐藤優氏の「インテリジェンス」戦略の一貫と考えることも可能・・・？