2006-04-22 ルチアーノ・ベリオ『Canticum Novissimi Testamenti A-Ronne』 現代音楽 現代音楽声もの。詩を素材としたもの2作品。トゥオンブリの絵に似たジャケが好き。1曲目『Canticum Novissimi Testamenti』は、先日のペンテレツキにも似て、ある程度音楽的。2曲目『A-Ronne』は、伴奏もなく、詩の一行を単語ごとに別々の歌い手が歌いあったり、歌唱のコラージュのような奇妙な趣。トリッキーな輪唱ともいえそうだけど、空気は重い。引きずるような感じで、スワンズ(マイケル・ジラのネ)みたいである。クルト・シュヴィッタースの『原音ソナタ』の方が音楽的に聴こえてしまうほどの強烈さ。