みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

ジョセフ・ホルブロック・トリオ

Moat Recordings

Moat Recordings

シフト休み。午前は、週末家に耐震工事が入るのでその片付けを手伝い。午後暇になったのでブックオフで、ハリウッド映画化も楽しみな「寄生獣(完全版)(1) (KCデラックス)」を1〜8をオトナ買い。『Moat Recordings』を聴きながら、何度読んだか忘れたが、読みきったときは夜の1時。休みの日に肩凝るとは、ごくろうさんな気分だった。それにしても「ミギー」の台詞は全部良い。改めて思ったのは、「田村玲子」が死ぬくだりが、作品全体の感情的な大きな山場になっていたこと。その後、もちろん「後藤」へのとどめを刺す山場がくる。映画については、多くの人が思い入れのある原作だろうから、せっかく日本人監督が撮るのだし、ハリウッドの制約があるのは当然理解できるが、そのあたり上手くすり抜けつつ、どこかで思いっきり原作へのこだわりを出してほしいもんです。
最近『東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編』の「即興」の部を読んで非常におもしろかった。『Moat Recordings』を聴いていると、お互い全く影響されないように演奏しているのか、その逆で、演奏者同士の何かがやはりあるのか、どちらなのだろうと興味が尽きない。自分がわかるのは、冗長になったり不必要に互いに擦り寄ったりするところがないまま、新鮮な演奏がずっと続いていることぐらい。ベイリーのギターが他の演奏よりも「ふくよか」な気がするのは、懐かしい面子だから?
寄生獣(完全版)(8)<完> (KCデラックス)寄生獣(完全版)(1) (KCデラックス)