みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

フリーフォークはポストロック?あるいは歌の隆起

最近よくレコード店で特集棚が出来ているフリーフォークって何だろう?フリージャズが先行するジャズに対してとった方法が、今度はフォークに対しても有効ということ?またぞろいわゆる洋楽パラダイムの乗り換え時期なの?もちろんそれは音楽メディアが名づけた商品カテゴリに相違ないけど、消費者たる自分にも考えるきっかけにはなってもいい筈。なんだか即興ジャムバンド辺りもこの範疇に入るようで、全部フォローしきれていないので、いきなりちょっと乱暴な解釈をすればポストロックの延長線、エレクトロニカにフォーク的といいうるような不定形な「歌ごころ」がくっついたもの、という印象がある。いずれにせよロック的なスタンスから離れたところ(もちろん含有しても可)での「歌」を発見していこうとしているアーティスト達を「フリーフォーク」と呼んでいいのかなあ・・・。でも、書いたそばから、どこまでが音響でどこから「歌」がはじまるの?そもそも音響そのものが「歌」であってもいいのでは?そんなことも頭をよぎったり。結局「歌」をどこかに向けて解き放っていてくれれば、僕はそれでいいのだ。