2006-01-22 妖怪小説 和書 京極夏彦の小説は数年前にはまってよく読んだ。 「妖怪小説」という意味では、「豆腐小僧」が一番的確なんだろうと思う。マニアックな妖怪の名前がタイトルに入った本が書店で平積みになっているのを見るだけで水木ファンとしては嬉しかった。京極堂シリーズではこの「鉄鼠の檻」が一番嵌った。雪深い箱根の山寺と禅宗に関するうんちくが自分にとってかなり印象深かったのだ。シリーズは、毎回習慣的になっているタイトルの構造のせいで二重のモチーフ探しが楽しみ。新作はまだかな〜