みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

家に名前はない、とスピヴァクはいう。NON『ie』

たいへんな月末が終わりました。が、無事乗り切ったとはいいがたい。宿題が山ほど、6月に持ち越しです。帰りに阪急・梅田で紀伊国屋書店をみると、なにか自分のために本を買ってあげたくなる。実務的な本でなくて(それも常時必要ですが)、なにか自分の人…

雨塗緑サイケ/ラウシェンバーグのCOMBINE/それから、ポーティスヘッドの3rdのケースの角が丸いこと

朝、家人が梅田に用事があるというので、車に便乗させてもらって、1dayアキュビューを3ヶ月分買ってすぐに電車で箕面に帰る。 定期券をいつものジャケットのポケットに忘れていて、梅田からの切符を買わねばならなかった。箕面駅に着いてそのまま瀧道歩きへ…

花たちのリトルネロ:鈴木志郎康『極私的にコアの花たち』@京都ドイツ文化センター

*画像は、鈴木志郎康作品『極私的にコアの花たち』とはまったく関係のないものです。 5月の光というのは一種の懐かしさをもっている光なんですね。冬の光だともたせたくなるし。夏の光だと避けたくなる。で、5月の光というのはそういうことがなくて、その…

ロバート・ラウシェンバーグが逝ってしまった

今日、京都へ行ってきました。鈴木志郎康氏の新作映像作品を観にいくためだったのですが、そのレビューは明日アップするとして、京都へ行ったときは必ず行くアート系本屋『メディアショップ』(学生の頃からある・だいぶ品揃えが少なくなった印象)で迂闊に…

声から音楽へ/そして音楽は声へ:メレディス・モンク『impermanence』

嵐のような一週間でしたが、最後の本日、本社の開発会議に出席。カオスな職場を置き去りにする私に、同僚たちの目が「どよ〜ん」として怖い。あんまり忙しすぎたり、込めたい感情が過負荷になると、人の目は逆に「どよ〜ん」とするのだ。自分も自覚があるの…

いそがしい週明け、心地よい疲れ そしてなぜか、榎本武揚。

週明け。同僚有休。程よいプレッシャー。いつものてんてこ舞。帰りはiPodに入れた『bird and diz』を聴きながら難波から梅田まで夜の御堂筋の脇道を徒歩クルーズ。最近やっと、妖しいかっこよさが攫めるような気がしてきています。イーストウッドの映画のフ…

クジラとこどもと、なにを歌おう。:二つの「音・作品」Bill Fontana 『Australian Sound Sculpture』とDavid Dunn 『Why Do Whales and Children Sing?』

午前中に瀧道を歩くと、谷間の緑が色濃くて、気持ちがいい。谷の中程に道はあるので、谷側は上も下も緑で埋まっている。上の方は葉を繁らせた樹木の空間で、下の方は羊歯類の群生が一斉に葉を谷の上空に向けて手をかざすように向けている。そんな緑のグラデ…

ユリイカ1994年1月号のジョン・ケージ特集

先日購入したICレコーダーで録音した音(サボテンの棘を楊枝で弾いたり、葉を摺り合わせたりしてみたもの)のファイルをPCに移して、SoundEngineというフリーソフトで重ねてみようと思ったら、このソフトは2トラックしか作成できないようだったので、別…

「うた」の浸透圧を、ふちがみとふなと&外山明『はじめまして』に観る。

先日行った『春一番』の会場物販で購入したDVD(1000円)を晩御飯のあとに観てみました。これは、東京渋谷O−NESTで今年1月に開催された高円寺の『円盤』主催による5周年記念円盤ジャンボリーSPECIAL!! での、全部で20数分の短いセッションの…

春一番@服部緑地公園で強烈な陽射しにまいる

よく考えたら、今年はじめてライブに来たような・・・。 昨年は2日ほど通った『春一番』ですが、今年は小川美潮、小谷美紗子、ふちがみとふなと、坂田明、長見順(マダム・ギター)などが出るこの日に限定しました。開場から並ぶのがちょっと嫌だったもので、…