みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

やっとICレコーダーR-09を購入。

えーと。・・・本ブログの企画としてはながらく停滞しております、ジョン・ケージの『樹の子供Child of Tree/枝Branches』を極私的にやってみる(この「やってみる」というのも実に頼りなく、パフォーマンス重点でもないし、ちゃんとした録音物が作れるかどうか…

ミドリの匂いと阿木譲『イコノスタシス』、テレビジョンのブートライブ盤『爆発した切符』の蒼い炎とビタミンD

今日は瀧道の川が、雨水を集めて、どうどうと飛沫をあげて疾かった。その反面、気持ちのいい陽射しのなかで若葉の緑が匂いたっていた。若葉が陽光を孕んでいる様子ほど、幸福感を感じるものは、今のところ、ない。その映像に音楽が要るか、と問われるなら、…

ひとつのノイズ、ふたつの言葉、あるいはみっつの声:尾崎大輔 『写真は私たちの記憶を記録できるのですか?』,サーストン・ムーア『Sensitive/lethal』,鈴木志郎康『声の生地』

仕事も多少、顔をあげてこなせる心持がついて(というのが勘違いでないよう戒めながら)、立ち止まりたくなる言葉に数度ためらわずに立ち止まった3〜4月です。 写真は私たちの記憶を記録できるのですか? は、若い写真家・尾崎大輔 というかたの写真集のタ…

雨の中のいきもの1

子牛の頭ほどの大きさで、ぼんやりとした光彩をもった「のびあがり」*1は、御幣を丸めた塵とクラゲと毬藻の間の何かとしてなんとなく夢圧縮変形された菌類らしいが、とにかく他所でみかけない生き物であることは確かで、その目も鼻も手足もなく、適当に丸ま…

桜と迷宮から飛びたてないイカロスとやさしいコントラバスと箏のデュオ:ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』2、水野俊介+稲葉美和『あおのむこう』

画像がアップできないストレスに耐えつつ、気を取り直して、書けることを。 『篤姫』を観てから夕食後に家族と夜桜見物にふらりと出た。 近所の桜坂は、毎年春には一年という時間から吹きこぼれてくるような表情を見せてくれるのですけれど、年々花々枝枝の…

画像なしのエントリーは、さびしい

桜も満開で、気分がいい。 昨日ヒヨドリが突いたかなにかで路上に落ちた桜の花を、瀧道の帰りに拾って帰り、底の浅い皿に水を張って入れておいたら、うっすらと蜜のような匂いがしていた。 今日は朝早いうちに歩いてきて、先週混んでいていけなかった新装開…