みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ウォーク・オン・ザ・「マイルド」・サイド:レインボーヒル2007@緑地公園

個人的な白眉は「ふちがみとふなと」のルー・リードのカバー『Walk On The Wild Side』でした。 このフェス、初めて来て吃驚したんですが、客層がかなり(僕と比べて)若い。この人たちにとって初めて観る「ふちふな」はかなりアダルトな味…

箕面の山で鹿に会う

先週、箕面の瀧を歩けなかったので、今日はその分も含めて、瀧の上の大日の駐車場(いつもながら缶ジュースや煙草、コンビニ袋などゴミを捨て帰るのはいい加減にしてほしい)から天上ヶ岳(役行者が昇天した処らしい)まで登ることに。 暴風のためかかなり大…

秋なので文学:モーリス・ブランショ『書物の不在』

今日は涼しいですね。 汗かかなかった日なんて何ヶ月振りなのかと。 頭の中に余裕もできるってもんです。 文学でしょう。ここは。 文学です。通好みの専門書を出す出版社、月曜社さんから出たモーリス・ブランショの『書物の不在』asin:4901477366という本が…

ロマンティックな音楽への補遺:崩壊し続ける「新建築」

さすがに3連休明けだけあって、今日は問い合わせに忙殺。 帰社時、梅田の紀伊国屋に辿り着いた頃には頭がくわんくわんしていました。先日完成した『Mag For Ears』の3号を読みながら、あらためて自分が、自分にとってのロマンやファンタジーを感…

ディスクレビューマグ:Mag For Ears Vol.3発売

色んな人がディスクレビューを書いた小冊子『Mag For Ears』の3号『音楽のファンタジー/音楽のロマンチシズム』が発売されました。通販もあります。 詳しくはこちらで→http://d.hatena.ne.jp/for_ears/ 全ての記事がディスクレビューという世にも…

ダウンタウンへくりだそう

とつぜん、『ダウンタウン』が聴きたくなってヤフオクで購入。 [rakuten:neowing-r:10028453:image] 架空のラジオ局仕立てになっていたことをはじめて知りました。 この頃のポップスを聴くとなぜかいのちがけな感じ(説明が難しい)がして、懐かしくも頼もし…

キャラクターズのファイヤーワルツ:東浩紀+桜坂洋『キャラクターズ』を読み了る

昨日のエントリに引き続きまして。 結論から言うと、僕は好きです。こういうの。 メタフィクションっぽいから好きなのか、といわれれば、はいそうですすいませんとしか言えませんが、モノガタリを書くモチベーションを作り出そうとしている態度が結果的に伝…

東浩紀+桜坂洋『キャラクターズ』を読み始める、ロバート・アシュレー『インプルーブメント』

新潮 2007年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/09/07メディア: 雑誌 クリック: 15回この商品を含むブログ (35件) を見るなにやら話題の共作を読んでみようかと。 今、5章。 現実の東浩紀と描かれる東浩紀と、それに応える東浩紀が登場して…

内田樹『私家版・ユダヤ文化論』を読み終わる、ポーキュパイン・ツリーのアルバム『デッドウィング』

昼飯から帰ってきたら、安倍首相が辞意表明を・・・次は麻生さん?今やるのは嫌だろうなあ。内田樹氏のブログははてなブックマークに入れているので、よく読んでる方(ではないか)と思いますが、実は著作をちゃんと通して読んだのははじめて。私家版・ユダ…

Purely,frankly,Suddenly,CardBoard!!:突然段ボール『純粋で率直な思い出』

「突然段ボール」はご多聞にもれず『ホワイトマン』が好きだった。 やっぱり88年に出た「レベル・インコーポレイテッド」で初めて聴きました。その中で一番好きな曲だった。何回も聴いた。いや今も聴きつづけている曲のひとつです。 「ほとんど判断停止にな…

脳内メーカーがタゴマゴに見える

ぐるりを囲んだ「金」が妥当かどうかはさておき、 まんなかの「忘・忘・忘」というのが鋭い気がします・・・。 脳内メーカーはこちらです。 ・・・どこかで見た絵面だとおもったらコレでした。タゴ・マゴ(紙ジャケット仕様)アーティスト: カン出版社/メーカ…

20年前から多分一日しか経っていない:MioFouⅡ

ミオ フー IIアーティスト: miofou出版社/メーカー: インディペンデントレーベル発売日: 2007/08/10メディア: CD購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (18件) を見るそう思うことにしても、この20数年ぶりのセカンドアルバムを聴いているときだけ…

ある種コンデンスな一日

行こう行こうと思ってはいた国立国際美術館で「ロシアの至宝展」。意外にも、かなり楽しめた。といっても個人的には中世のイコンとかのロシア正教が混淆の中でもがいている様が一番楽しめて、ロマノフ王朝以降は「要するに首がふたつの鷲なのね」と、不遜に…

だいぶ涼しくなってきました:高木正勝『pia』、柴田義松『ヴィゴツキー入門』

9月なんだからねえ。 今朝は6時半に起床して瀧道歩き。2週間前ならこの時間ですでに暑かったけれど、今日は空気も涼しく快適。新調したnewbalanceの「体外筋肉」シューズの慣らしも兼ねております。最近ブログを書けなかったのは、これまでの暑さに嫌気が…