みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ナノループ

Meditationsでゲームボーイで使用できるシーケンサー『Nanoloop2.0』(送料込みで¥13,000ほど)を購入しました・・・が、ゲームボーイアドバンスSPを持っていないのでした。(→帰りにヨドバシで購入しました) 初心者でも遊べそうな予感が・・・VOL 01作者: 萱野…

マルコム・ムーニー・アンド・ザ・テンス・プラネット

蛇足が真ん中にあるから、始末がわるい。 唯一CAN時代の曲7.「Father Cannot Yell」のことですが、別に演奏が悪いわけでは全くないんです(むしろかっこいいです)が、CAN時代の再演というと、あらぬ期待する自分がよくないという意味で。1998年にリリースさ…

Happy Flowers 『Now We Are Six』EP

幼児の残酷性と形容するにも、あまりにも無邪気で、大人びた退廃のロマンさえ受け付ける余地はない。Half Japaneseよりもアナーキー。 飽きたから止めた、というのもあまりに正しい選択。

Luc Ferrari『CELLULE 75』

Tzadikからリリースされたフェラーリの重要作。 「身体の歌」を買い逃してしまいフェラーリはこれしか聴いたことがなかった。 本によると、当時、現代音楽では間違いとみなされていたパルスを、ロック、ミニマル・ミュージックを経由して再発見した作品。

Luc Ferrari 『Presque Rien(ほとんど何もない)』

先日映画も観にいったリュック・フェラーリの本「ほとんど何もない」のタイトルにもなっていた作品をまとめたCDを購入。 ①〜② Music Promnade 『音楽散歩』(20'29) 一番ミュージックコンクレートらしい、雑踏などの音をコラージュしたもの。 ③〜④〜⑤ Presque…

藤沢周平『用心棒日月抄』

会社で上司にお借りしていた小説。2ヶ月ほどかかってやっと読了。 藤沢周平に関して、なにか悲壮な印象を持っていたのは何故なのかよくわからない。「蝉しぐれ」も観ていない。でも湿った感傷というより、むしろ緊張と弛緩がほどよくブレンドされて、短編ご…

ダヴィンチコード

シフト休みだったので、『ダヴィンチ・コード』を観に行く。 話の展開が途中で読めてしまったが、案外楽しめた。 幼稚園と大学がクリスチャンだったが、別に敬虔なキリスト教にはならなかった。 個人的にいわゆるユダの話とかグノーシス派の話のほうがおもし…

さかなのベスト盤

さかなのベスト盤を編集できるとしたらどんな選曲にするだろうか。 ●洗濯女より ・I SAW HER STANDING THERE(Beatles) 今手元にないがこの素っ頓狂なカバーは絶対に外せない。 ●マッチを擦るより ・メリーゴーランド ●水より ・コカ ・あの人 ●夏より ・ジー…

三人の作曲家によるインプロヴィゼーション。アコースティックな相当渋い即興演奏です。フェラーリのピアノは点描的で知的。 講演に付け加えるならば、ケージが終生、否定していた「即興」に対して、フェラーリの場合、今回の2本のドキュメンタリーを観た限…

対立・不和に満ちたミュージック・コンクレートの歴史を知るための必携の本かと。あとフェラーリ自身のテキストに関しても「自伝」形式を裏切りつつも誠実さも示したフランス的な諧謔がいいです。 フェラーリ自身の現代音楽に対するコメントの数々が、どれも…

リュック・フェラーリ関連

横浜で大盛況だったという『Edge ―スタジオ・マラパルテによる映画史』のプログラムの一部で、先年亡くなったフランスの現代音楽作曲家リュック・フェラーリ関連の映画2本と、『リュック・フェラーリと ほとんど何もない』の訳者である椎名亮輔氏*1の講演を、先…

さかな『Sunday Cloths』

「さかな」は、その変化と変化しない部分が、リリースのたびに揺れつづけて魅力を増していく数少ないバンド。うれしい新作のリリースです。 期待を下回らない安定した仕上がりはいつもどおりですが、今回はそれプラス、予想をちょっと裏切ってくれるような部…

ゲゲゲの鬼太郎実写版はウェンツ!

コンビニのレジ画面で知って驚いた。しかも鬼太郎がウェンツとは!なんだかチャンチャンコがゴージャスに見えるんですが・・・かなりヤバそうな予感。 気になる他のキャストは・・・ 大泉洋(ねずみ男)田中麗奈(ネコ娘)室井滋(砂かけ婆)間寛平(子泣き爺)CG:目玉…

サパティスタの夢

メキシコのチアバスで93年に武装蜂起、先住民運動を継続する「サパティスタ」の本。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンも支持していたらしいが知らんかった。 単なる左翼ゲリラが森林に潜伏し、先住民共同体と出会うことで、どのようにして名状しがたい運動…

ベルリン、僕らの革命

ツタヤレンタル。 なんだか話の進み行きが、青臭くて展開がすぐ想像がつき、少々腹立たしかった。誘拐した資産家に関係をかき乱されガタガタになりただの青春映画になるあたり、最低やなあ・・・と。映画としての出来はもちろん悪くないです。こういう感情の…

ウカマウ集団

ボリビアの映画製作集団「ウカマウ集団」の映画が、九条のシネ・ヌーヴォで連続上映されていたので、観て来ました。 なぜかというと、学生時代に観た「地下の民」(1989)(画像)という映画が強烈な印象で、村を裏切った過去を持つインディオが、死ぬまで踊り続…