みみのまばたき

2006-2013 箕面の音楽・文学好きの記録です。

2006-05-14から1日間の記事一覧

三人の作曲家によるインプロヴィゼーション。アコースティックな相当渋い即興演奏です。フェラーリのピアノは点描的で知的。 講演に付け加えるならば、ケージが終生、否定していた「即興」に対して、フェラーリの場合、今回の2本のドキュメンタリーを観た限…

対立・不和に満ちたミュージック・コンクレートの歴史を知るための必携の本かと。あとフェラーリ自身のテキストに関しても「自伝」形式を裏切りつつも誠実さも示したフランス的な諧謔がいいです。 フェラーリ自身の現代音楽に対するコメントの数々が、どれも…

リュック・フェラーリ関連

横浜で大盛況だったという『Edge ―スタジオ・マラパルテによる映画史』のプログラムの一部で、先年亡くなったフランスの現代音楽作曲家リュック・フェラーリ関連の映画2本と、『リュック・フェラーリと ほとんど何もない』の訳者である椎名亮輔氏*1の講演を、先…